【前編】「ひなたぼっこ」は、無言の時間を恐れる現代人が、気疲れしない最強のコミュニケーションツールかもしれない
共通点が無い人と、何も無い場所で2時間一緒に過ごすことになったらどうしますか?
「楽しみだけどちょっと面倒臭くなってきた」という気持ちが直前に押し寄せてきたりしませんか?
この”面倒臭い”を分析すると、「盛り上がらなかったらどうしよう」「気を使って喋るのも疲れるな」とか、そいう不安な気持ちが、チラチラ私に声をかけていることが分かります。
例えばオンライン飲み会では、無言の時間が1分でもあれば無理矢理にでも誰かが話題を振るあの空気感に、つい耐えられなくて食い気味で話を振ってしまう瞬間があります。その時間が蓄積すると、やっぱりオンラインは疲れるなぁなんて思うことありませんか?
今回は「ひなたぼっこ」が、そういったコミュニケーションの気疲れを解決できる最強のツールかもしれないというご紹介です。
ここは、グレーのねっとりした泥がいつまでも広がる有明海の干潟。
佐賀県民に「佐賀県の好きな場所は?」と聞いてもあまり出てこない場所。でもでも私はこの干潟が大好きなんです。仕事終わりになんだか疲れたなぁと思った時にここに立ち寄り、ひたすらのんびりできて癒されるこの場所が、ひなたぼっこに最適な場所だと思ったんです。
今日のひなたぼっこメンバーは、 この2人です!
共通点が無いけれど、「ひなたぼっこ」に可能性を感じる!という想いだけで集まった2人です。
今まで⻑時間話したことは無い2人が干潟で過ごすとどうなるのか!?
集合場所である道の駅に、先に到着した私。
今日はどんな話をしようかと、若干ソワソワ待っていると、
小林くんが「お疲れ様です〜」とやってきました。
すると、「知ってますか?クチゾコって魚、佐賀では少し訛ってクツゾコって呼ばれるんですよ。靴底にも似てるかららしいです」
小林くんの食材ウンチクに気持ちが和んだところで、干潟が見える護岸に向かいました。
更に心配性な私は、会話に困ったらどうしようという不安から、事前にルールを一つ提案していました。
それは「ひなたぼっこで楽しめそうなグッズを、それぞれに持ってくること」。
小林くんは何を持って来るのだろう?
ワクワク楽しみにしていると、まずはピクニックシートが出てきました!
それに対して、私も同じく!!
「ピクニックシートは基本だよねー!」
次に、小林くんはちょっと無骨なプラスチックケースを取り出しました。
キャンプ好きな小林くん。キャンプのハイスペックな道具か、イタリアン系の何かお洒落な食べ物でも出てくるのだろうか。
出てきたのは…、
「コーンポタージュです。僕大好きで、絶対キャンプには持っていくんで
す!」
きっと仕事先でも、先輩方に可愛がられているんだろうなと、小林くんの仕事風景を想像している時に、
はっ!と私が持参したグッズを思い出して何だか気まずくなりました。
ゴソゴソと私が袋から取り出したのは...!
そうコーヒー!
めちゃめちゃドリンク被りやん!!
ということで、
この時点でひなたぼっこにおける基本装備は、ピクニックシートとドリンクということが満場一致で決定しました!
後編に続く…。
(ひなたぼっこ倶楽部第1回は順調に終わるのだろうか。)
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