2020 -松任谷由実とジョン・ボン・ジョヴィ-
やまだえっせいさん主宰の同じテーマで書くnoteサークル、今回で4回目。
「もっとも難しいことは」
「世の中には2種類の人間しかいない」
「日曜日に思うこと」
に続く、2020年最後のテーマは「2020」。
2020年、年頭には何も疑わずに普段通りの1年を過ごせると思っていました。平日は仕事に勤しみ、週末にはコーチを務めている少年団で子どもたちとサッカーを楽しむ1年を。
しかし、そうはいきませんでした。
少年団は2月24日の活動を最後に活動休止、6月20日の活動再開まで子どもたちに会えない日々が続きました。
この困難な状況は僕だけが直面しているのではなく、僕ら40代だけでなく全世代の人々が、日本に住んでいる僕らだけでなく世界中の人々が、終わりの見えない状況に直面していました。
直面した状況に立ちすくむだけでなく、この状況を様々な人々がそれぞれの立場で伝えようとしてくれていました。毎日目にするニュースやドキュメンタリーを配信するメディアが目立ちますが、ミュージシャンも例外ではありません。
2020年後半にアルバムを発表したミュージシャン2人がインタビューで語った言葉を紹介します。
1人目は松任谷由実さん。
アルバム「深海の街」をこの12月に発表しています。
「今のこの思いをしっかり記録しておくべきだ」と。のちの世界史に大きく刻まれるはずの未曾有の年なのに、「今記録しないでどうするの?」
もう一人はジョン・ボン・ジョヴィさん。
ボン・ジョヴィとしてアルバム「2020」を10月に発表しています。
「アーティストに与えられた最大の贈り物、それはその時代の瞬間を捉える能力だと思う」
「どこかで読んだことだったり、目にしたことだったり、もしくは自分のことのように感じた出来事、まさに『共に生きた』と感じられるようなこと……。そういった瞬間を捉えて曲にするのがアーティストというものだと僕は思っている」
海を隔てた地で活動するミュージシャンが同じ趣旨の発言をしていることに驚きました。思いを楽曲に投影する凄さは感じていましたが、ミュージシャンは身の回りに起きている出来事をキャッチする意識や能力が高いことに気づかされました。
来る2021年も困難な時代が続きそうです。1年前に今の状況が予想できなかったように、1年後に困難な状況を脱しているかもしれないし、より困難な状況に陥っているかもしれません。
ミュージシャンのように見聞きしたことや体験したことを楽曲に投影することはできませんが、少しでも身の回りの出来事をキャッチする意識を高め、来年のnoteやtwitterを使った発信へ反映させたいと思った、2020年の大晦日でした。
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