詩| 乗り越えた先にあるもの
乾いた記憶に
さまよう心
光に何を求める?
望みは翳ったまま
伸ばした手は空をきって
声をあげて
何度でも
胸を焦がすほどに
何度でも
積みあがった夢だけを持って明日に向かう
熱意を忘れないでいて
あの日流した涙が今の君を作っているなら。
声をあげて
あと一度だけでも。
弱さを乗り越えた先に
強さが存在しているのなら
乾いた記憶に
さまよう心
無我夢中で駆けた
この夜をこじあけて
生温い朝に希望を探す
光には何も望めない
声をあげて
あと一度だけでも。
弱さを越えた先の
心の闇を越えた先の
希望を掴み取れ