詩| 君の往く道に祈りを
真新しい服に袖を通して
明日への希望に期待を抱いた君を見送った
どうか 光が君の味方であるように
どうか 心に影を落としてしまわないように
胸の奥で 見えもしない神様に祈りを捧げる
どうか 光の強さに立ち向かえる君であるように
どうか
君の姿はこれまでにないほど勇ましく
晴れ晴れとした顔で進む君を
私はこれまで以上に誇らしく思った
ここから進む君の道が
たとえ雑草に覆われて
ぬかるみで足をとられたとしても
君なら
君なら真っ直ぐにいける、と
脇目も振らず
純粋に、ただひたすらに強く
走り抜けることができる、と
そっと背中を押した
どうか君のその眩いほどの笑顔が
絶望に支配されませんように、と
願いと祈りを込めて。