四季折々
人生の春が終わった。失恋した。色々とあったこの1年間。本当に色濃く、色々な経験をした。本当に楽しかった。当時、将来振り返っても恥ずかしくない文章をとか言って書いていた文章も過去のものだ。しかし、今振り返ってもそこまで恥ずかしいものではない。自分が自分らしく、本気で楽しんで、得た感情に嘘はない。
結果としは、価値観の相違で別れてしまった。街を歩きながら泣いたのは初めてだ。最後に別れを見送る時は涙を堪えるのに必死だった。電車で帰る勇気はなかった。一人で歩きながら帰る道、何度も二人で歩いた人影の少ないその道には自分一人しかいない。二人で座った花壇に座っても、振り返っても誰もいない。走馬灯のように思い出が頭の中で流れていく。人がいても自然と流れてくる涙と共に、感情が溢れかえる。感謝の気持ちと共に、後悔だってたくさんある。やりたかったことも、やってあげたかったこともまだまだあるし、あったはずだ。もっと良い方向にはできなかったのだろうか。もっと何か気づけなかったのだろうか。
正直今は、何のために何を頑張っていけば良いのかわからない。将来の生活も何も見えない。周りに自分一人で生きていける、そう強気で笑っていられたのも、友達には言っていない相手の存在があった。感情だらけの一日だったが、これから頑張っていける自信がない。