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【感情紀行記】福音
人間として生きる価値は何なのかというのは人類史上最大の命題だと思う。時々自分でもわからなくなるが、自分の中では人と人の関わりの中で感謝されるというのが生きる価値だと思うことが多い。人との関わりの中で、というのが重要だ。
友人達の遊びの連絡は幸せの訪れを告げる福音だ。もちろん面倒だと思う時もあるのだが、定例のように会って遊ぶ友人達とは心を通わせ、開いている関係なので、気兼ねなく語れ、持ちつ持たれつの関係を保っている。
今回は例の親友が西の方からやってきた。友人の中でも語り合え、お互いに手を携えて歩いている親友だ。突然の連絡から決まった友人の来訪は、直前になって宿を決めることになった。消去法のように決めた街を、冒険し、観光しながら、話し合った。ふとした瞬間に俯瞰し、抑えきれない喜びを見せる親友を見て何気ない1日の特別な瞬間を心から噛み締めた。
昔から自分の人間関係には定義がある。お互いが気を使うのが他人。自分に何かしてくれる人は、友人。自分が何かしたくなるのが親友だ。人のために何かしたいと思える人が親友ということだ。なかなか特定の誰かのために何かしたいと思うことのない自分の稀有な親友の一人だ。
幸せの知らせである福音はいつ来るのかわからないが、突然やってくる。特別な人との特別な時間の共有は、人生の彩りを鮮やかにする。