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【感情紀行記】白と青

 一時期、某アイルバイトに応募しまくっていた時期があったが、それ以来働くことをあまり考えていなかった。そんな中、またまた西の友人からアルバイトを勧められた。最近、とても働く意欲があったことと、そろそろ四年生の時の膨大な時間をお金に変える時のための下準備をしなければ、四年生の時に働くことができなくなってしまう、という問題の解決のために動き出した。

 面接を受け、あっさりとそこそこ時給が高いアルバイトに受かることができた。そういうわけで、数年ぶりにアルバイを再開する運びとなった。高校生の終わり頃から、いわゆるホワイトワーカーと呼ばれるような仕事における優秀さというのを身につけてきた。その点においては、さまざまな場所でさまざまな研鑽を続けているので、周囲からも、悪くのない評価をもらうことができている。そのような評価が積み重なって、その手の職業の一部分には自信が多少なりともあるし、気配り等もできると確信している。しかし、久しぶりのブルーワーカーである。かなりの緊張が伴う。そもそも、前述した志望動機以外に、これから先、このまま就職すると、ブルーワーカーを二度と経験しないままに人生を終えていくことになってしまうという強い危機感を持っていた。ホワイトワークはできるが、浮世離れした、現場感覚の無い人というのは御免である。

 そうこうしているうちに、どんどんと仕事の開始日は近づき、それまでの余裕のあるうちに片付けなければならないホワイトワークをどんどんと捌いていく必要に駆られた。アルバイトが始まる週以降の時間は、本当にほとんど余裕がない。ゆっくりとした時間がほとんど取れないのではないかと思う。そのため、アルバイトが始まる前の最後の週末はホワイトワークの方に捧げることとなってしまったが、ゆっくりと家で過ごせる最後の時間としてはよかったのでは無いかと思う。これからは、ワークライフバランスを最適に保ちながら頑張りたい。

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