夏のフランス トゥールーズ③ バルセロナへ
カルカッソンヌを出発して、バルセロナへ。
満腹で車に乗ればついついうとうとしてしまうが、初めて見る景色に寝るどころではない。
昔、「南仏プロヴァンス」シリーズにはまったことがある私は、これが南仏の景色なのねと感無量なのである。なだらかに広がる丘には、イトスギが並んでいる。
カルカッソンヌから高速は海へと向かう。そして、プロヴァンスなどは左へ、スペインへは右へ分岐する。
海沿いの景色は、海風が強いからなのか、結構荒々しい景色だった。ペネロペ・クルスの映画で見たような、荒涼な景色。前方にはピレネー山脈。
ペルピニャンやジローナなど、聞いたことのある、地名を通り過ぎるといよいよスペイン国境だ。
Googleマップの位置情報をオンにしていると、自分が通っているところが分かるので、これは遺跡なんだねなどなど、道中のき気になるスポットの答え合わせができるのが便利。
スペインに入ると。急に猥雑な雰囲気になる。
フランスは景観を本当に大切にしているのが良くわかるけど。スペインはあまり気にしてない?
湘南で、三浦市から葉山町に入ると急に商業的な雰囲気がなくなるのにも似てるかな。
宿泊したのは、スペインのアエーリャ。海外沿いの別荘地といったところ。
今年バルセロナでは市民によるデモが話題になっていた。オーバーツーリズムにより市民生活への影響が原因らしい。
今回宿泊したお宿のオーナーはドイツ人だそう。
外国人がスペインの不動産を投機目的で購入するので、不動産価格が上昇し、市民にしわ寄せがいっているというのが理由なようだ。
スペインの夕食は夜8時から。
お目当ての店で、ウェイティングリストに名前を書き、しばし街を散策する。
バルセロナという街は歩行者が歩きやすく、とても観光に向いている都市だと思う。ガウディの建築物などを見て、さてさてお目当のお店へ。
スペインといえばタパス。
お目当ては、穴の中に塩を入れるとにょーんと飛び出る動画で有名な、マテ貝のソテー。そして海鮮のフリット。
フランスの南西部で生活する長女は、魚介に飢えており大満足。
残念ながら、カヴァはボトルのみということで断られてしまった。
皆でわいわい食べて飲みたいと思う店だった。
ちなみに、バルセロナには日本人が多い。
パジャマ姿?というような子供を連れた日本人ファミリー(現地時間22:00)を結構見かけた。
明日はバルセロナ観光だ。