FOCAL THEVA N°1
この度、自宅の音楽鑑賞環境を一新しました。
全て新しくしたのではなく、ラインナップはこんな感じです。
スピーカー:FOCAL THEVA N°1 (新規)
アンプ:YAMAHA A-S501 (新規)
ターンテーブル:Technics SL-1200 MK3D(今までのもの)
カートリッジ:Ortofon Concorde Nightclub + Stylus Night Club E(今までのもの)
レコードを聴くための環境です。CDや配信などは視野に入れませんでした。
まずスピーカーから
なぜFOCALなのか。フランスのオーディオ・メーカーです。
昨年、先輩エンジニアが使っていたFOCAL LISTEN PROFESSIONALが気になって、スタジオで聴かせてもらい、気に入って購入。とてもフラットでナチュラルな音場感を持つヘッドホンです。FOCALのプロフェッショナル・スタジオ・スピーカーは宇多田ヒカルがCMS65を使っていることでも知られています。
今回、購入したのは家庭用のラインナップのブックシェル・タイプのTHEVA N°1です。FOCALの中では小ぶりなモデルですが、それでも大きいです。やわらかいフォルムがとても良いです。
アンプはYAMAHA A-S501。選ぶにあたって、アナログ・アンプに特化したものから選びました。Wi-Fi、BluetoothやUSB-DACなどの機能が搭載されていないもの。シンプルにレコードを鳴らすためのものが欲しかったんです。で、YAMAHA。お店でこのスピーカーとアンプの組み合わせで聴かせてもらい、とても良かったです。FOCALのスピーカーの良き相棒になっているように思います。
まだ、エージングの時期ですが、一言で言うと、「高域のナチュラルなプレゼンス、中低域のやわらかさ」が引き立つスピーカーとアンプの組み合わせです。
The Beach BoysのPet Soundsのモノラル版レコードを聴くと、このつくり込まれたレコードのグルーブと時代がさりげなく再現されます。「さりげなく」、ここが大切な気がします。主役はアーティストと彼らのつくったレコードですから、その意図や心意気を、スピーカーやアンプの個性が邪魔をせず、再現してくれる。エージングが進んでどう変化していくか。とても楽しみです。