逃げないは似気無い
高校入学前に課題図書の宿題が出た太宰治の『人間失格』。27にもなればこの本が課題になった理由が気になるし、何と答えれば良かったのだろうと考えを巡らす。15の私は「恥の多い生涯を送ってきました。」で始まる主人公の独白に魅入られてしまった。小学生からイジメにあっていたと周りには言ってきた。中学生でもイジメにあってきた。高校生でもイジメにあってきた。今は、自分だけはみ出そうとしていたのを狭いコミュニティが気付かせてくれようとしてたのだと思う。イジメていた誰もがイジメようと思ってなか