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「秘密のミッドナイトパーティ」を読んで人生史上2番目に最悪な年末年始を過ごした話
牛丼チーズです。
ぬわぁぁあああああああああああん!!!!!!
皆さんは昨年の12月に実装されたイベント「秘密のミッドナイトパーティ オニの手は鐘と共に」はご覧になられましたか?みてない人はいないと思う
先月22日の夜に、新規パジャマ衣装の2人と共にイベントの告知がYouTube生放送で行われ、5thPVで匂わされてたっきり中々実装されなかったものがついに公開され、全先生が狂喜乱舞したと思うのだが、
その頃私は遊戯王マスターデュエルのデュエリストカップ2ndを走ってる最中で
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!!!!!!!!????????????????
金曜からぶっ通しで後攻ワンキル職人をやって満身創痍の中こんなもの見せられて正気を保てるわけがないでしょ!!!!
とメンタルがぐっちゃぐっちゃになってしまい《天盃龍パイドラ》を召喚できない状態になったため、わずか200戦ほどでリタイアする羽目にあった。
そしてイベント当日ついにストーリーがお披露目
年末ということで、セミナーの3人でパジャマパーティを敢行しようとするが、コユキのいつもの横領が発覚しそれにユウカが大激怒。それに思わず脱走したら先生やヴェリタスを巻き込んでの追いかけっこ(鬼ごっこ)へと発展し…といったところか。
前回のSerenade Promenadeに引き続き比較的ギャグ寄りの明るい内容となっており、「ミレニアムEXPO」「マキの過去」「リオ会長の不在」等今後の展開の匂わせを挟みつつも終始にはには笑えるような話…の、はずだった。
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人様の前に開封の儀を始めるコユキをみながら、
中学時代に友達にCRIMSON CRISISの2パックセットを買ってきてもらった時、1セットずつ分け合って開封したら自分のから《ダーク・ダイブ・ボンバー》が当たりその日一日中険悪な空気が流れたことを思い出し、
「黒崎コユキ、マジ許せねえ!!」と画面のラプラす先生とシンクロしたり
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またコユキと一緒にユウカ ノアから脱走する鬼ごっこパートは、往年のホラーゲームテイストな演出が盛り込まれており独特の緊迫感もあった。
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楽しみつつも当時DC2ndでまだ脳がへろってたままだったので
突然挟まるユウカの魚眼レンズ風ドアップの演出に驚きと、そこはかとない
マスターデュエルの切り札演出っぽさに、思わず突然ゲーム内BGMがDC2ndの切り札召喚時BGMに脳が勝手に切り替えてしまい「お願いユウカ、初手《霊獣使いの長老》から入るのはやめてくれぇ…」と存在しない記憶にうめき声をあげたり
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ロッカーに隠れてノアからやり過ごす所謂青鬼パートではその万策尽きた感からか脳内BGMがクライマックスBGMへと切り替わり、21日深夜の連敗した記憶が蘇ってはくっそ情けない悲鳴をあげた。
ストーリーの内容にしてはあまりにエキサイトしすぎだしこの時点で大分情緒がおかしいのだが、この後さらに乱されるとはこの時思いもしなかった。
また脳内で実況をしていたイマジナリー南雲大輔さんがこの時苦悶の表情を浮かべてた(※)がそれに少しでも気づいていたらもう少し傷は浅かったと思う。
(※)南雲大輔さんは遊戯王の圧倒的知識量を持ちながら盤面の理解度があまりに高すぎるので、対戦しているプレイヤーに先んじてこれから起こる不幸を察知しその人の代わりに苦しむという特徴がある。
鬼ごっこパートも終わり話も終盤、あとは無事みんなでパジャマパーティを開いて年越し!終わり!!のはずだったのだが生塩ノアが全てを掻っ攫う。
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年末という特別感からか、それともコユキに超弩級の地雷を踏まれたからか、もしくは…、さまざまな要因が重なってか今まで表にしなかった内面を少しずつ弱音を吐くかのように明らかにしていく。
いつもと様子が違う。
そして最終話で
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ノアは「先生と生徒」の関係から明確に踏み越えようとする。
言葉は回りくどかったり、あまりエゴを出さない生徒がここまで前に前進しているということの緊迫感は果てしないもので生半可な回答は許されない。そんな中出したラプラす先生の回答は
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あまりに正しすぎる。
「先生」、「大人」としての立場としてもそうだし「ブルーアーカイブ」というコンテンツとしてというメタ的な視点においてもそう、あくまで「生徒と先生以上にはならない」という答えを出しつつも「生塩ノア」という生徒の肯定と「今じゃないだけでまだチャンスはあるよ」という現状維持の提示まで全部綺麗に解答してみせた。さすがラプラす先生と関心してしまった。
けれどここまで歩み寄った女性に対して日の打ちどころのない正しい答えを返すの、選択肢は合ってるけれどあまりに残酷すぎない??
なんだかトロッコ問題を出された時に「そもそもその2択を選ばないで済むよう行動するべき」という優等生的最適解を答えるようなものですごく煮え切らない。
どっちのバッドエンドを取るか選べよおおおおおおお…..
こういった展開なのも「これが生塩ノアの限界なんです」という台詞にある通り、彼女自身の限界でもあると同時に「『ブルーアーカイブ』公式で描ける生塩ノアの物語」の限界だという二重の意味での敗北宣言とも読み取れてしまう。
こんな勝って嬉しくないことないよぉぉぉ……
そんな一人の生徒の失恋という名の青春をクリスマスイブに見せられて独り部屋で落ち込み、ラプラす先生の正しさに軽蔑し、ちょっと経って今後公式からこれ以上「生塩ノアの物語」を大々的には供給されないであろうという今回のイベントがある種の最終回であったことに気づいて心が真っ暗になった。
そして追い討ちをかけるかの如く後日談で「ユウカと先生がだいぶよろしくやってる」ことが実質公言されるという追い討ちに「ノアのパンツは白のレースでお気に入り」という超ドデカ発言があったにも関わらず僕も脳内実況イマジナリー南雲大輔も全員スルーした。
そしてストーリーを人撮り読み終えた後無心で
THE BACK HORNの「美しい名前」を再生して不貞寝した。
その後当然パジャマノアをスパイダーマン(天井の意)してお迎えし、贈り物ブッパして絆ストーリーを読み、
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今まで明かされなかったノアのプライベートに衝撃を覚え、最後にはあんなこと言っといて結局「限りなく一線踏み越えた行為」を軽蔑したラプラす先生とノアがしている姿を見てなんだか自分自身も失恋した気分になってまたひどく落ち込んだ。(絆ストーリーの内容は君の目で確かめてくれ)
noon(正午)…!!noon(正午)…!!
まさかゲームの、それも期間限定のイベントストーリーにここまで情緒を乱されたことはなく我ながらちょっと困惑している。
それだけ今回のストーリーの出来が(僕主観で)良かったという証左でもあるのだけれどすごく複雑な気分だ。
その感情のぶつけ先として4周年記念アンケートに今回のイベントを評価する欄の良かった点にストーリーの面白さを挙げ、悪かった点にもストーリーの面白さを挙げた。
それでも足りないので、今までほぼしたことのないSSを無心で執筆した。
そんなわけで一人のオタクがブルアカのイベントストーリーに情緒を狂わされ、先生アンチになってダークサイドに堕ちたという話でした。
PS:
この新年動画以降、ノアとコユキの関係性が良い方向に進展してるアトモスフィアを感じ取れる機会が増えたので少しメンタルが回復した。