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未だにコロナの影響が残る世界の美術館

入場者数が約800万人まで増加したパリのルーヴル美術館は、2021年に引き続き、2022年に最も来場者数の多い美術館でした。
ルーブル美術館をはじめとする多くの美術館は、2020年と2021年のコロナ禍から立ち直り始めていますがコロナ前にはまだ戻っていません。唯一の例外は韓国ソウルの国立中央博物館です。

2022年、340万人がソウルの国立中央博物館を訪れました。この博物館は朝鮮戦争中とその後に何度か移転していますが、2005年から龍山ファミリーパークにあたます。来場者数は2019年と比較して2%の上昇を示し、トップ8の中で唯一、コロナ前と比較して来館者数を改善できた博物館でした。
米国や英国の主な施設は、回復が最も遅れており、大英博物館、テート・モダン、メトロポリタンミュージアムは依然として34~36パーセントコロナ前より低くなっています。

未だにコロナの影響が残る世界の美術館

世界には103,842の博物館があり(2021年データ)、その約3分の2はいわゆる欧米、西ヨーロッパ・カナダ・米国にあります。博物館、史跡、動物園、公園分野の市場規模は、2022年に606億ドル(約8兆円)と推定され、2023年には979億ドル(約13兆円)まで上昇するとUNESCOは予想しています。
したがって、本格的な回復は今年2023年になるようです。


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