暗記したくない棚卸資産
基本のパターン
①帳簿と実地を区別して印をつける
②原価+売価BOX、期末商品評価表を書く
売価還元は原価率の意味だけ押えてしまえば暗記無しで大丈夫。
①売価還元法の原価率
= 価値の低下も考えた原価率
②売価還元低価法の原価率
= 価値が下がってない時の原価率
パンで例えるなら、①が賞味期限間近で割引されたパン、②が新しいパン。
期末商品の実地の売価が10,000で、原価率70%、低下法原価率60%の場合を考える。
棚卸減耗損はないとする。
商品評価損を計上しない場合
期末商品に商品評価損がないと考えているので、商品評価損がない時の原価率60%を使う。
つまり期末商品の原価は6,000。
商品評価損を計上する場合
まず、商品評価損の金額が分からないので計算したい。
商品評価損がある時の原価率が70%で、商品評価損がない時の原価率が60%だったから、これら2つの方法で計算した原価の差が商品評価損であることが分かる。
つまり商品評価損は7,000-6,000=1,000。
商品評価損を差し引いた原価が期末商品原価になるので、期末商品原価は6,000で、商品評価損が1,000。
見本品がある場合は、BOX図の意味を理解していれば大丈夫。
BOX図のインプットは商品の入手、アウトプットは商品の使い道を表している。
見本品は商品を売らずに消費するので、アウトプット側に書けば良いことが分かる。
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