何も知らないのにTHE FIRST SLAM DUNKを見たらこうなった
きっかけ
私は仕事中ラジオを聴いているのだが、イントロがかっこいいなと思う曲があった。それが、10-FEETの「第ゼロ感」だった。
調べると、THE FIRST SLAM DUNKの主題歌であることがわかったが、その時は「ふ〜ん」程度だった。
ただ、毎日ラジオで必ず流れるので、ますます好きになってしまい、Amazonミュージックでダウンロードして聞くようになったが、それでも映画には全く興味はなかった。
偶然Yahoo!ニュースで「スラダンの映画挿入歌のタイミングが神」というコメントを見た。あんなイケイケな曲が劇中歌で流れるってこと!?と思い初めて気になった。
有識者から、登場人物だけは事前に予習して行った方がいいよ、と教えてもらったので、ウィキペディアを読んだ。
でも、桜木と流川以外はまるで頭に残らなかった。
かろうじて知っていたこと
桜木花道 - 主人公(正解)
流川楓 - イケメン枠、主人公のライバル(正解)
安西先生 - 顧問(正解)
「諦めたらそこで試合終了ですよ」- 桜木花道にかけた言葉(正解)
「安西先生、バスケがしたいです」- 桜木花道の言葉(不正解)
世界が終わるまでは - オープニングテーマ(不正解)
映画を見た
正直、前半30分くらいは全く頭に入らなかった。出てくる人もストーリーも何も知らないからだ。大絶賛されているオープニング(曲に合わせて井上雄彦先生手書きのメンバーたちが動く)も、?????だった。
突然試合が始まるし、なんか知らない人が喋っているし、小さい男の子と兄はフラグ立てて秒で回収するし(ソータとリョータ)、仕事のことが頭から離れないし、で正直全く集中できなかった。
謎のイケメン中学生
突然顔のいい男の子が出てきた。「中学生?」と..。無類のイケメン好きなので、無理やり意識が中学生に行った。なんだ?このドストライクな感じは…彼は、序盤からやたら3Pを決めていた人だった。(この時点でまだ名前を覚えていない)
一人だけやたら疲れている人
成長した顔のいい中学生は、コート内でやたら疲れていた。私はなぜ彼が疲れているのか全く理解できなかった。なんだこの人…….???????????????疲れているなら休めよ….と思っていたら、敵チームの坊主(この時点で全員同じ顔に見えている)のうち一人も、同じことを言っていた。(松本)
突然の乱闘シーン
突然おかっぱの変な人が出てきて、主人公をぶん殴り始めた。怖い。誰?
正解は
顔のいい中学生で、コート内でやたら疲れている、3Pを決めまくっていた人だった。この時点でまだ名前を覚えていない。
どあほう
唯一知っていた流川楓くん。ものすごくのぶとい声で「どあほう」と言っていた。どあほう?ド阿保ってことだよね?そんなこというの、この人は??どあほーか,,どあほー(リフレイン)桜木花道と仲良くないことをようやく悟った。
第ゼロ感
試合の盛り上がるタイミングで、何度も聞いた第ゼロ感が流れる。これか!!なんて最高なんだ、脳みそがひたすら喜んでいるのを感じる。もはや雑念なんて消え去り試合に集中していた。相手チームの頬骨高い人の顔が気になる。
息ができない
なんやかんやのめり込んでいって、いつの間にか音声は無音になり私は息をしていなかったし多分周りも息をしていなかった。
口パク
え?桜木花道なんて言ったの?私は画面に集中するあまり聞き逃したと本気でそう思っていた。
リョーちん
相手チームの坊主(名前)がアメリカにいた。そして映画の主人公もアメリカにいた。マジか!?この人って….リョーちんだよな?覚えたぞ!リョーちんね!
鑑賞後
何も考えられなく放心状態だった。ストーリーはもちろんだが、アニメーションの可能性をまざまざと見せつけられ、満足度が半端なかった。その後食べた夕飯ではテンション上がってビールを頼んでしまった。
漫画
もちろん読みたくなったので、電子書籍を探した。どこにもない。ひたすらググったら、そもそも電子書籍化されていないことがわかった。何の躊躇もなく、楽天ブックスで新装再編版とやらの全巻セットを購入した。
ようやく名前を覚えた
有識者(友人)に、「腕が上がんないって言っていた人が好きかも」と伝えたところ、「それは三井寿だね!」と教えてくれた。あの人は三井寿というのか。
つづく?