「My Little Dogs メゾン・テリアの犬モチーフのかわいいお菓子」横尾かなさんインタビュー
東京でのイベント出店をメインに“犬”をモチーフにしたおやつやグッズを制作されているMason terrierの横尾かなさん。2023年12月14日に待望の書籍「My Little Dogs メゾン・テリアの犬モチーフのかわいいお菓子」が刊行されました。まるで絵本に登場するようなかわいい犬の形のおやつがどのように作られているのか、メゾンテリアや犬のこと、お菓子づくりのことなどをお話しいただきました。
メゾンテリアについて
ーかわいすぎる犬たちに心をわしづかみにされる人が続出しています。メゾンテリアはどのようにスタートしたのでしょうか？
社会人になってから、もともと好きだったお菓子作りの趣味を再開しました。
当時は接客のお仕事をしていて、高校・大学とずっとものづくりを続けていた私は創作意欲を持て余していました。学生の時とは違い作業をする設備も場所もなかったので、自宅のキッチンでできるお菓子作りは創作意欲を発散させるのにはぴったりでした。たまたま犬モチーフのクッキーを作ったのがきっかけで、新しい犬のお菓子を妄想しては休日に実際に作ってSNSに載せるようになりました。そのアカウントが今のメゾンテリアのはじまりです。当時はお菓子を作って販売するなんて考えてもみなかったのですがSNSの反響や周りの応援もあり現在に至る、という感じです。
ーお店の名前「メゾンテリア」にはどのような意味が込められているのでしょうか。
あまりこだわりがなく、屋号を決めるのには悩みました。母がメゾン・ド・ラパンという名前でお店をやっていたので姉妹店みたいにしちゃおう！と思ってメゾンをもらい、テリアは屋号を決める数日前に一目惚れして購入したぬいぐるみ(ロゴマークにもなっている看板犬)がありその子がスコティッシュテリアのような見た目だったのでそこから決めました。
犬のこと
ー横尾さんご自身は犬を飼っているのでしょうか？
飼っていません。人生で一度も犬は飼ったことがなく・・いつか大きなお家に住んで大きな犬を飼うのが夢です！
ーなんとも言えない犬の表情がたまりません。普段犬を観察するときにどの部分に着目していますか？
表情をよく見ていますがその中でも特に目をよく見ています。
ー特に好きな犬種はいますか？
難しい質問です・・。最近のブームでいうとサモエドが好きです。
ー犬をモチーフにしたお菓子を作るとき、どこからインスピレーションを得ていますか？
実際の犬から連想する時もあればお菓子をみて思いつくこともあります。犬モチーフのアイテムも集めているのでそこからデフォルメなど参考にすることもあります。
お菓子づくりのこと
ーこれまで作った中で特に好きなお菓子は何ですか？
どのお菓子も思い入れがありますが・・メレンゲクッキーはオリジナルの犬のお菓子として初めに作ったもので、今も一番作る機会の多いお菓子なので気に入ってます。メレンゲのかわいいクッキーはたくさんありますが犬の全身、立体型で一つとして同じものがない表情の豊かさはメゾンテリアのお菓子の特徴をよく表していると思います。
ーお菓子づくりはいつ頃から、どのように始めたのでしょうか？
お菓子作り自体は10歳くらいの時からすでに一人でやっていたと思います。当時ボンメルシィという食育雑誌を母が定期購読してくれていて、小さな泡立て器(今も現役)など自分専用の道具が付録で付いてきたり、子供でもできる簡単なレシピが載っていてそれを読み込んで熱心に作っていました。
ーお菓子づくりをしていて良かったこと、大変だったことを教えてください。
良かったことは家族や友人などに喜んでもらう機会が多かったことです。
大変だったこと・・私は記憶にないのですが、買ったばかりのオーブントースターを酷使してすぐ壊したこともあったそうなので家族には迷惑をかけたこともあるかもしれません。
ーお菓子以外のグッズもとても可愛いです。今後新作を作る予定はありますか？
ありがとうございます！グッズを作るのは楽しいので今後もいろんなものに展開していきたいなと思っています。
ーお菓子づくり以外で好きなことや最近ハマっていることを教えてください。
ずっと好きなことはアイドルを応援すること。女性アイドルが好きでライブも欠かさず行っています。
最近ハマっているのはラッコです。先日写真集も購入し、近いうちに会いにいきたいと思っています。
ー今後挑戦してみたいことはありますか？
海外のフォロワーさんも多いのでいつか海外でも販売してみたいです。
ー最後に、読者の皆さまにメッセージをお願いします。
こんなにたくさんの方に自分のお菓子を見てもらえる日がくるなんて思ってもなかったです。私のかわいいの感覚がみなさんに共感してもらえることがうれしいので、本を見てさらにたくさんの方にかわいいを共感をしてもらえたらいいなと思います。
（おしまい）
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上から3つと最後の写真は本書より（撮影：安彦幸枝）
その他の写真は広報部撮影
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