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ウクライナとロシアの戦争というセンシティブなことに、問いを起点に「無理せず」想いを馳せる【企画インタビューvol.2】
この記事はNPO法人PIECESが行う、問いを贈ろうキャンペーンの企画メンバーに、企画の成り立ちやその背景にある大切にしていることについて、ざっくばらんに話を聞いたものです。
NPO法人PIECESとは
子どもの周りに「信頼できる市民」を増やすことで、孤立することなく生きられる環境づくりに取り組むNPOです。
問いを贈ろうキャンペーンとは
PIECESのSNSを通じて「問い」を発信。問いを受け取った人たちが、自分自身や周りの人、社会や未来に想いを馳せるきっかけをつくる取り組みです。
記事内では、以下の広報メンバーで話していきます。
くりちゃん:今年広報チームに移動し、問いを贈ろうに一部関わる。
あんちゃん:広報&啓発チーム。問いを贈ろうのプロジェクトリーダー
まいさん:広報&啓発チーム。問いを贈ろうキャンペーンのメンバー
◆世界について考えるきっかけを作りたい
あんちゃん
問いを贈ろうキャンペーンの2年目の時は、世界情勢でいうとウクライナとロシアの戦争が始まった時だったんですね。
今私たちが存在している同じ世界、社会の中で起きていることなんだけど、それがすごく遠くで起きていることのようにも感じて。普段の生活にはあまり影響を及ばさないように感じるけれども、でもそれって同じ社会、世界で起きていることだよねと企画メンバー内で思いを馳せていました。
そんなふうに今、自分が存在している周りの範囲だけではなくて、もうちょっと世界に目を向けてほしい、世界ではどんなことが起きているかな?自分はそこに何ができるかな?ということを考えるきっかけが作りたいと思っていました。
なので、前年度で設けてたテーマから、「自分の周り」という部分はそのままにして、最後に世界を見つめるような問いにしました。
その時の問いが以下のような問いです。
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世界と繋がっていて、私たちが安全に生活してる裏には、戦争とかに脅かされている子どもたちもいるということに思いを馳せてほしいなと。
◆センシティブな話を問いから考える
くりちゃん
自分たちが生きてる中で、新しく戦争が始まるというのは結構衝撃的だった印象があって。
でも日本で生きてきて、戦争っていうものがイメージできないし、それをどう受け止めたらいいかわからないという気持ちも、みんな多分あった気がした。だけど、それをSNSで出すのもなんか微妙な雰囲気があったなと思っていて。
その理由として、戦争というのはすごくセンシティブな話じゃないですか。それを発信するってすごく勇気いるけれど、 問いのキャンペーンだと穏やかに包んでくれる感じがするから届けられるのかなと。
あんちゃん
確かに。
くりちゃん
それこそ自分にできることはないというような、一個人としての絶望 みたいな。虐待のニュースとかでも、自分ができることのちっぽけさみたいなものに絶望することってあるけれど。
私がPIECESがいいと思ってるのは、エンパワーメントというか。
もちろん、自分の行動で世界がガラって変わることはないけど、絶望しちゃうことや困惑することに対して、そこで終わらないようにエンパワーメントしていくところがいいなと。
あんちゃん
自分が社会の一員だと気づくみたいな ことかもしれないですね。
あとなぜニュースに触れにくいのかというと、例えば平和とはこういう社会ですという答えを誰かが持ってるわけではなくて。
だからこそ「 問い」なんだと思うんですよね。
みんなの中にそれぞれがその答えを持っていて、だから問いかける。そこに思いを馳せる、その営み自体にすごく意味があって、一人一人が考える平和に向けて、一人一人の行動が変容していく。そのための 問いなのかなって思います。
今回の記事はここまでになります。
PIECESでは日々このようなことを考えながら、市民性を社会に醸成しています。興味を持ってくださった方は、ぜひSNSのフォローやメルマガ登録をしてみてください。