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親にも子にも選択肢を|寄付キャンペーン応援メッセージvol9 末次由紀さん

今回の応援メッセージは、漫画・映画で有名な「ちはやふる」の作者である末次由紀さんからいただきました!
末次さんは日頃PIECESメイトとしてもPIECESを応援してくださっています。PIECESのメンバーも、そして関わっている子どもたちも愛読している「ちはやふる」の世界観を描いている末次さん。

その愛に溢れる世界観のように、子どもや家族、そして子ども若者に関わる様々な団体に愛あるまなざしで背中を押してくれる敬愛する方です。私たちの活動をこんなに美しい言葉として紡いでいただきラストスパートに向けて勇気と優しさがチャージされました。

「親にも子にも選択肢を」

初めて出会う人に短時間で信頼してもらうにはどうすればいいか、という議論を以前友人としたことがあります。

どういった人を自分は信頼するだろう?と自分に聞いてみたら、「言葉に知性と好奇心がある人」というワードが出てきて、そこでまた考えました。

私は、自分と出会う前にその人がどれくらいの時間「なにか」について考え、学び、吸収してきたかという、その「経験と知の物量」に対して「信頼」するのではないかと。


固い言葉で書きましたが、つまりは日ごろどれほどテーマを持って考えていることがあるかということで、それは「はんぺん」に対してでも「鼻歌」に対してでも「エロ」に対してでもいいのです。テーマを考えながら日頃生きている人は、簡単に答えを出さない(簡単に答えが出せることなどないと知っている)人でもあり、人の話を聞くのも上手です。

「こどもの抱える困難」について、日ごろ多くを考えている人に出会えたら、その難題に向かい合う胆力に一瞬で敬服してしまうでしょう。

私がこどもだったら、ほっとして泣いてしまうでしょう。

PIECESのこの活動は、地域にラーニングコミュニティをつくり、6ヶ月の期間をかけて市民支援者を育成すること。
「こども」の今を知り、考え、共に日常を過ごす専門家を育てること。

子供が犠牲になる事件にひどく心が傷ついて、でも何もできずにいる人が私の周りにも多くいますし、私自身もその一人です。
でも「関わる人」を育てようとする活動があることをPICESEの活動を通して知りました。

どこにでもきっといる「誰にも相談できないこども」のそばに、話せる相手の選択肢を増やす活動が、これからもっと必要になってくると思うのです。それは、余裕があったらもっと色々してあげられるんだけど・・・と袋小路にはまっていく親にとっても希望になり得ると思います。「関わる人」を増やすことが大事なのです。

すぐに追い詰められてしまう親に、子に、「誰に話したらわかってもらえるだろう」と苦しみながら思った時に、一つでも多くの選択肢をあげたい。

そんな思いで私はこのPIECESの活動を応援しています。

末次 由紀

虐待防止月間-cvなし

末次さん、美しく愛のこもった応援メッセージをありがとうございました!いつも温かく共に歩みを進めてくださり、心強いです。

PIECESのプログラムの継続・発展のために必要なPIECESメイトを募る寄付キャンペーンも、終了までいよいよあと8日となりました。

来年以降も子どもたちの周りに信頼できる他者を増やす取り組みを継続・発展させていくために、ぜひPIECESメイトになって共に歩みを進めてくださいませんか?あなたの住むその地域にもこのプログラムを広げていけるよう、共に歩んでいけたら嬉しいです。

目標:100名
現在:18名(単発でのご寄付17名)
残り:9日

そしてあとお一人で総PIECESメイトが300名になります!✨ぜひキリ番を踏んでいただけたら嬉しいです!

https://www.pieces.tokyo/campaign-stopchildabuse2020

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