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管理人さんは見守り人

先日、久しぶりに職場に行った。
最近は在宅勤務もあり、足を運ぶ機会は少ない。
勤務先の職場のビルには、1階の受付に管理人さん達がいる。

受付の前を通ったときに、管理人の一人のおじちゃんが、
「お、久しぶり!」と声をかけてくれた。

1階の自動販売機で、紅茶を買おうとした。
紅茶のボタンを押したのに、なぜかコーヒーが出てきてしまった。
私はコーヒーが苦手で、どうしようかな・・・と考えていたら、
管理人のおじちゃんが、「どうしたの?」と聞いてくれた。
「紅茶を買いたかったのに、コーヒーが出てきちゃって・・・」
「お、それならそのコーヒーもらうわ! 
ほしいの、代わりに俺が買うよ!」
そう言って、紅茶を買って渡してくれた。

最近私が職場に来ていないことに気付いてくれたり、
困っているところに声をかけてくれたりと、
実はおじちゃんはよく見てくれているんだなと気付いた。

おじちゃんが管理人というお仕事をされているから、
私たちはここで顔を合わせるけれど、
このやりとりを、おじちゃんはきっと
お仕事としてやっているわけではない。

元気でやってる? 
そう気にかけてくれる人がいると、足を運ぶのが楽しみだな、今日もがんばろう、という気持ちになるのだな。
おじちゃんとのやりとりに、そう思う。


PIECESメイトのあやさんにラジオにご出演頂きました。
あやさんが管理人のさりげない行動に感じた市民性についてお話する10分間です。


ゲスト:桝田綾子(あやさん)
フリーランスとして対人支援のセッションやワークショップを企画するファシリテーションを行う。
クリーン・ランゲージという技法を用いて、自分が自身にあるものを知り、そこから他の人や社会と関係を築くことをサポートしている。


暮らしの中にある、誰かを想うふるまいやまなざし。
PIECESはそれを「市民性」と呼んでいます。

2023年12月から「やさしさのむしめがね」として市民性を照らしています。
たくさんの市民性や市民性をみつけたPIECESメイト(継続寄付者)をご紹介しています。

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