ベンチのある風景
駅まで行く道の途中に、小さな川がある。
川の橋のたもとにはベンチがあって、
朝の通学時間帯には高齢のおじいさんたちが座っている。
おじいさんたちは互いに語り合いながら、
子どもたちを見守っている。
「おはようございます!」
子どもたちが元気な声で挨拶すると、
おじいさんたちはすぐにおしゃべりをやめ、
「おはよう!」
「おはようございます!」と子どもたちに返す。
些細なやり取りだけど、そこには暖かくて和やかな交流がある。
「優しい間」が生まれている。
毎朝、その場所を通るのが、
私にとっても楽しみだ。
PIECESメイトのシゲさんが「ベンチのある風景」のエピソードを元にラジオにてお話いただきました。シゲさんが感じた市民性について聞く10分間です。よかったら聴いてみてくださいね。
暮らしの中にある、誰かを想うふるまいやまなざし。
PIECESはそれを「市民性」と呼んでいます。
「市民性」といってもどんなことだろう?と少し想像するのが難しいと思われる方もいるかもしれません。
ーなぜ私たちは市民性を照らし続けるのかー
PIECESでは2月29日にトークイベントを開催することにしました。
2016年の創業時から活動を続けてきた小澤いぶきと斎典道、理事として参画くださっている 小野田峻氏、荻原国啓氏とともに、「なぜ私たちは市民性を照らし続けるのか」を改めて問い直し、PIECESのあり方やこれからのひろがりについてお話しします。
「市民性」が大事っていうけど、それって例えばどういうことなの?
すぐそばにある痛みや悲しみに「市民性」は役に立つの?
暮らしの中での振る舞いだけでは、世界で起きている困難の解決には繋がらないのでは?
なんだか良いことだとは思うけど、理解が難しい。
より善く生きたいとは思うけど、なかなか難しい。
いままで関心を寄せて出会ってくださったみなさまに、ご参加いただけるとうれしいです。
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