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社会はケアしケアされながらぐるぐると回っている|寄付キャンペーン応援メッセージvol18東畑開人さん

寄付キャンペーン終了まであと数時間となりました。あと61名。

最後の応援メッセージは『居るのはつらいよ』で知られる臨床心理士の東畑さん。PIECESにも「居るつら」ファンがたくさんいます。そんな東畑さんからいただいたメッセージ、「大人で居ること」の辛さとそのケアの重要性。

PIECESの目指す社会を美しく語ってくださっています。ぜひ読んでいただけると嬉しいです。

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子どもの孤立を防ぐ。そのためには、大人が「大人で居る」ことが必要です。

だけど、大人で居続けるのは本当に大変なことです。

大人もまた孤立すると、大人で居られなくなってしまうからです。

したがって、ケアする大人をケアする大人が必要となります。

PIECESの活動は、そのようなケアする人をケアする活動だと思います。

すると、ケアする人をケアする活動をケアすることも必要になっていきます。

これは無限後退かもしれないのですが、そういうものだと思うのです。

そうやって私たちは社会をかろうじてグルグル回しているのではないか。

この応援メッセージがその一助になればと願っています。

◆東畑 開人さん

朝日新聞社提供と記載

写真:朝日新聞社提供

1983年生まれ。2010年京都大学大学院教育学研究科博士課程修了。
沖縄の精神科クリニックでの勤務を経て、2014年より十文字学園女子大学専任講師。
2017年に白金高輪カウンセリングルームを開業。
臨床心理学が専門で、関心は精神分析・医療人類学。
著書に、『居るのはつらいよ』医学書院、『美と深層心理学』京都大学学術出版会、『野の医者は笑う』誠信書房、『日本のありふれた心理療法』誠信書房、監訳書に『心理療法家の人類学』(J.デイビス著)誠信書房などがある。

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東畑さんのカウンセリングはこちらからご予約いただけます。
ちょっとしんどいな、吐き出したいなと思った時、それを感じ取れることもあなたの大きな力です。心がちょっと疲れたり、傷ついたりした時に、頼る先に東畑先生のような存在がいます。関心のある方はぜひサイトの方も覗いてみてくださいね。

虐待防止月間-cvなし

終了まであと6時間になりました。
来年の活動の基盤となるPIECESメイトを募る今回のキャンペーン。あと数時間しかない挑戦ですが、最後に応援いただけたらとても嬉しいです。

目標:100名
現在:39名(単発でのご寄付36名)
残り:本日最終日

https://www.pieces.tokyo/campaign-stopchildabuse2020


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