「余白」がもたらす関係づくり #わたしたちのprojectHOME
こんにちは、PIECESの斎です。
3月30日からスタートした、projectHOMEのクラウドファンディング。
5月2日に目標の500万円を無事に達成し、現在はネクストゴールの750万円というさらに高い目標を掲げて、5月29日(金)まで挑戦を続けています。既に450名を超える方々からのご寄付、またSNSでのシェアといった形でもたくさんの人が応援くださっています。本当にありがとうございます!
5月24日(日)には、クラファン残り5日ということで、超豪華ゲストをお招きしてのオンラインLIVE配信もありますので、こちらも是非ご覧いただけたら嬉しいです。
*****
せっかくこれだけ多くの人の目に触れる機会なので、ぜひいろんな形でこのプロジェクトに参加していただきたい。そんな想いから、ハッシュタグによる応援キャンペーンもスタートしています。SNSの投稿1つでproject HOMEの応援につながるので、ぜひ気軽に参加していただければと思います!
ということで、前置きが長くなってしまいましたが、このnoteでは私自身が願う「project HOMEがこんな場であってほしい」を書いてみました。
*****
このテーマについて少し考えてみたとき、いくつかのキーワードが浮かんできたのですが、そのうちの一つが「余白」です。
具体的な何かというより、完全に概念めいたものですが、project HOMEで手掛ける場には余白が大切なんじゃないかな、余白のあるHOME作りをしていきたいなという想いがあります。
一言に余白といっても、いろんな側面があるのかなと思ってます。関わりの余白や選択の余白、時間/空間の余白などなど、
ここでは、「関わりの余白」について少しだけ。
project HOMEで手掛ける場を利用する人の中には、日常になかなか安心・安全がない環境で、それでも頑張って生き抜いてきた方も少なくないはずです。そういった方々が自分のペースで心や身体をゆっくり休められるのはとても大事なこと。当然そのためのサポート環境を作ることは不可欠。一方でそういった状況では、ともすると「助けてあげたい」の気持ちが強くなるあまり、困っていること探しが始まったりしてしまいます。
これまで私がソーシャルワーカーとして関わってきた人たち(多くは子どもたちやその保護者)の中には、自分が「支援の対象者」として、あるいは「力のない存在」として見られてしまうことで、さらに傷を深めてしまう人が多くいました。
「あの人はいやだ。ほうっておいてほしい時もあるのに、うざったい」と話してくれた、小学生の子。
「以前に触れてほしくない過去の話にずけずけと踏み込まれたことがあって。その人は良かれと思ってだったんでしょうけど、それ以来あまり誰かを頼ろうとは思えない」と語った保護者。
そのような、いわゆる「支援する-される」の関係ではなく、お互いが安心して居心地よくいられる「間」のようなものを、HOMEではそこにいる人たちがともに作っていけるといいんじゃないかなと思ってます。
場づくりに関わるスタッフやボランティアの人たちも、時にはソファでくつろいでるくらいが、もしかしたらちょうどよいかもしれません。笑
もちろん、一人ひとりの方々の声に耳を傾けることはとても大事なこと。だけど、自分の弱い部分を出したりするには時間もかかるし、タイミングだって人それぞれ。「なんとかしてあげたい」の気持ちも持ちながら、そのタイミングを待てる。そんな意味での「余白」がほど良く存在する取組にしていけるといいなと思っています。
<#わたしたちのprojectHOMEキャンペーン概要>
【投稿内容】
・projectHOMEがこんな場であってほしいというアイディアや想いを、
「#わたしたちのprojectHOME」のハッシュタグをつけて、
クラウドファウンディングのURL(https://readyfor.jp/projects/phome2020)と共に投稿してください
【投稿対象】
Twitter、facebook、note
【キャンペーン期間】
2020/4/22(水)~5月29日(金)23:00
・投稿は、project HOMEのWEBやSNS、クラウドファンディングページに掲載させていただく場合がございます。その場合、鍵付きのアカウント等で投稿されますと運営側から閲覧できない場合がございますのでご注意ください。
・noteの場合は、PIECESが運営する「#わたしたちのprojectHOME」magagineに入れさせていただきます。
・投稿はクラウドファウンディングにご支援いただいているかどうかに関わらず、大歓迎です!
<書いた人>
斎 典道(認定NPO法人PIECES 理事/事務局長)
大学在学中より国内外の社会的養護、地域子育て支援の現場でフィールドワークを実施。2012年には北欧の社会福祉を学ぶためデンマークに1年間滞在。国民の日常に溢れる、文化としてのウェルビーイングの価値に深い感銘を受ける。
日本福祉大学大学院在学中に児童精神科医の小澤と出会い、PIECES設立に参画。現在は、事務局長として、事業・組織の両側面から事業運営に携わる。2015年~2019年まで、都内でスクールソーシャルワーカーを兼務。子ども・子育て家庭の教育福祉問題に対するシステミックな変革を、ソーシャルワーカーという立場から追求する。社会福祉士、保育士。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?