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世界旅準備編 美容師退職した途端コロナ襲来の巻😲



美容師退職した途端、コロナ襲来

20歳から夢見ていた世界ヘアカット旅。
貯金を貯め、技術を磨き、自分の中でクリアしたら旅に出ようと決めていた目標を着実にゴールし、、全てを達成できたのが2019年。

ずっと夢を応援してくださった社長に直談判し、残り1年間をかけて今までお世話になったお客様に感謝を告げ、引継ぎなどを行い来年2020年の年度いっぱい、3月末で辞めると決意しました。

1年掛けてアルバイトから含めたら約9年間お世話になったお店のお客様たちに挨拶をし、後輩たちの引継ぎを進め着実に旅が目前に迫ってきてました。

退職を聞いて駆けつけてくれた小学校時代の恩師

年も明けた2020年、旅が目前に迫ったこのタイミングで思いもよらぬ事態。
皆さんも記憶に新しいコロナウイルスの襲来。
あっという間に世界中に広まり、世の中から旅という言葉が失われたような気がしました。

美容師から介護士 天職から転職

流行当初、僕は一時の流行で半年もあれば収まると見積もっていました。
多少のリスクは負ってでも旅に出発しようと思い、予定通り3月いっぱいで美容室を退職。

多くのお客様やサロンスタッフに恵まれ楽しく働くことが出来ました!

とはいえ、退職当時3-4月と言えば日本でも初の緊急事態宣言が宣言されるほど厳戒態勢だった時期。
まだまだしばらくは行けないなぁと、当面の間のバイト探しをすることに。

当時家から近いピザ屋の面接に行き、週7オープニングからクローズまで入れますという破壊的な希望シフトで面接を受けたりしてました。笑

そんな中、美容師当時、毎月休業日を利用してヘアカットに訪れていた重度障がいの方のグループホームから連絡が。
まだ旅にいかないようなら利用者さんのヘアカットにまた来てほしい!
とのこと。予定を合わせ早速訪れました。

元々弟が生まれつきの障がいを持っていたこともあり幼少期から身近にあった障がい福祉という世界。
美容の道に進んでからもこのスキルは福祉にも生かせると実感しながら利用者さんのヘアカットを頼まれていました。

頭が倒れちゃうのでスタッフやご家族など総動員でカット!
すっきりショート!

高齢者と違い椅子に長時間座っていることが難しかったり、手や頭が勝手に動いてしまう事から断られてしまう事も多く、仕方なく丸坊主にするしかない。「本当はかっこいい、かわいい髪形を選んであげたいのにかなえてあげられない。」という声を保護者の方からよく聞いていました。

気付けば3~4年の付き合いとなっていた当施設、学生アルバイトさんや所長さん家族などは美容室にも来てくれるくらいの間柄になっていました。
いつも通りヘアカットをしながら世間話をしている中で
「世界旅は、こんな状況だけど行けるの?」と。
今すぐには行けなさそうなので当面の間はアルバイトをして過ごしますという話をしていたら所長さんから
「介護士になってみないか?」というお言葉が。

やりたいことの順番が変わっただけ

実は元々、旅の終わった後の自分を考えた時に(とはいっても旅の中で自分自身考えも変わるだろうと思いつつ)、美容を続ける以外に福祉の道も1つ選択肢として考えていました。

所長からそんな提案を頂いたときに、そうか。ただただコロナで旅に行けないことを嘆くだけじゃなく、代わりに今出来ることをやればいいんだ。と、考えるようになりました。
結果二つ返事でお誘いを受け、4月から介護士になることが決まりました。

その後理事長とも面接をし、元々僕の夢も知ってくださっているので、コロナや世界の情勢が落ち着いた行きたいタイミングまでという何とも寛大な内容で未経験の自分を採用してくださったのです。

資格を取得したり実践的な研修を受けていったり、実際に現場で働いていく中で、多くの障がいやそれに伴う危険、それを一番近い位置で支えることの大変さを身をもって体感しました。

実務者研修!

僕が暮らしてきた中で当たり前に感じていたことも当たり前ではない。
家から外に一歩出ることだけでも精一杯。
介護の世界に入るまでにも分かってはいるつもりでいましたが、この世界に入ってより痛感しました。

そんな中でも日々の介護に勤めつつ時に歌い時に髪を切り時に写真を撮って。
自分らしく介護という仕事に向き合えたかと思います。

手持ちの楽器を集めて演奏会
髪が伸びたら鏡の前でヘアカット
空いた時間には皆の写真をぱしゃぱしゃ、写真集を作成したりお部屋に飾ったりしました

気付けば3年、こちらのグループホームで介護士として勤め、主任にまでなってしまいました。
その間世界では次々コロナの新型が流行し、戦争がはじまり、、、
悲しいニュースも飛び交う中、自分自身今後の動きを考えており、

職場のスタッフの環境やコロナの状況も鑑みて2023年に旅をスタートさせることを決意。
現場スタッフや利用者様、更にはそのご家族の皆様に温かい声援を頂きながらついに旅の出発を迎えることが出来ました。

運と縁と恩

前回の自己紹介や今回の記事を書いていても、それ以外の歴史を振り返ってみても、僕の人生で大事だったなと思うのはこの三つ。

運と縁と恩です。
自分から掴もうと思って掴めるものでもなければ
ぼけーっとしてても巡り合えるものじゃない気がしています。

そんな大事な3要素に恵まれ、ようやく夢の旅のスタート地点に立つことが出来ました。
なるべく直接感謝を伝えてきたと思いますが、、
改めてこの旅に至るまでに関わっていただいた多くの方に感謝いたします。
ありがとございました!!!いってきます!!!

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