旅:写真について考えたくて、トナカイさんに会いに行った日
はじめに
いつものようにTwitterを眺めていたら、こんな投稿を見つけた。
私はすかさず新宿駅から四日市までの深夜バスを調べた。
それを伝えると、母はすかさず「三重 お土産」と検索した。
深夜バスで四日市へ
27日、ゼミ終わりに急いで帰宅し、遠出の準備とシャワーを済ます。
旅もだんだんと慣れてきたもので、お決まりの必需品はすでにまとまっており、普段の支度ぐらいの早さで済んだ。
恒例(にしたくない)プチハプニングが起きたものの無事バスに乗れたところで、今度は珍しく人から一気に連絡が来て騒がしい深夜バスだった。
開かれない短編集が膝の上に置かれたまま、車内の電気が消えた。
ケチって1番安い時間のバスを選んだら到着が4:30だった。
近くのお店がどこも閉まっていて、唯一24時間営業のマクドナルドが徒歩20分かかる場所にあり、明けていく空の下、太陽から逃げるようにマクドナルドへ歩いた。
そしたらびっくり、ドライブスルーが24時間営業なだけで、イートインは営業していなかった。
来る途中で見つけた小さな公園にあるブランコを一漕ぎして駅に戻った。
とぼとぼ駅に戻っていると、私の横を赤色の電車が通り過ぎる。
行き先は「湯の森温泉」か。
温泉、行こ。
湯の森温泉へ
私が見送った電車は始発だったらしく、
その次の電車にのって温泉街へ向かった。
四日市駅からはだいたい30分くらい。
朝日でキラキラひかる田畑がきれいだった。
湯の森温泉から歩いて10分ほどの場所にある片岡温泉に行った。
サイトを見てもらうだけで伝わりそうだが、とても快適な温泉だった。
露天風呂が充実していて、寝湯に浸かりながら朝日をたっぷり浴びた。
この施設には人をダメにするソファがたくさん置いてあるスペースがあり、そこで仮眠をしていたらちょうど良い時間になっていた。
トナカイさんがTwitterでおすすめしていた便のバスに乗って向かう。
展示「五月の虹 手が届く」
会場となっているのは「おやまだ文化の森」
田んぼのよく見えるところにそっと建っていた。
2階に上ると展示スペースがあり、今回のお目当てである「五月の虹 手が届く」が開催されている。
ここでトナカイさんに撮影をしていただけるようなので、お願いすることにした。
写真を撮ってもらうなんていつぶりだったのだろうか。もしかしたら、七五三の時のスタジオアリスぶりかもしれない。
展示を楽しんだ後、トナカイさんがひとりでいることを確認して声をかけた。
今日は朝4時半に四日市に来たとか、私も写真を撮ることが好きなんだとか、そんな話をした。
トナカイさんは聞き上手だし、
嬉しい言葉をかけてくれる方だった。
文化の森の代表である林謙助さんとトナカイさんが、せっかくならお昼ご一緒にと言ってくださり、ではではと付いて行った。
おにぎりを持ってきたからと、トナカイさんの為に用意されていたお弁当を半分取り分けてくださった。
そうして渡されたのがお弁当本体のほうで、私は衝撃で思わず写真を撮った。
たけのこご飯のお弁当!!!
すごい美味しかった!!!
「おにぎりの桃太郎」というところのお弁当で、私が今朝入れなかったマクドナルドの横に本店があった。
本店にはでっかな桃のオブジェがあって、その桃がとある時間にパッカンと開くらしい。
そうとは知らず、マクドナルドに入れなかった私は下を向いて歩いていた!!!
美味しいご飯を食べ、トナカイさんに自分が持ってきたフィルムカメラで撮ってもらった。
撮られるとなると照れ臭くなってしまう。
けど、楽しかった。
トナカイさんに撮影していただいたことは、また写真を受け取って改めて思い返し書き残そうと思う。
そもそも私がトナカイさんにお会いしてみたかったのは、トナカイさんがSNSで発信している写真や言葉を見ていてそれらとの向き合い方に、興味津々だったからである。
トナカイさんのnoteを読むと、何故写真を撮り続けているのかがよくわかる。
↓深夜バスでトナカイさんのnoteを再履修して、改めて人に勧めたくなった記事。
残したいと思う自分の姿を撮ってもらうなら、撮ることが好きだ、それで自分自身も豊かになっているんだという人に撮られたいと思う。
私がトナカイさんに対してそう思えたからこそ、私ももっと撮ってもよいのだという気持ちになれた。
私も人を撮ることで自分の人生が豊かになったり救われた経験が確かにあり、それが原動力になっているからだ。
それを確かめたくてトナカイさんに会いに来たのかもしれない。
確かめられたからこそ、一層誠実に向き合わねばならないとも思った。
結局、私ばかりもらってしまったと、帰りのバスの中で思った。
喫茶スワサロンと、赤福
トナカイさんがTwitterで紹介していた喫茶店に寄った。
2階の窓辺の席に座った。
基本的になんでも食べるし、好きだが、
ナポリタンは特に好きだ。
良い思い出と結びついている食べ物だからかもしれない。
そしてまた、自分の中で「ナポリタン」と検索をかけて出てくる思い出が増えた。
赤福を多めに買った。
友人と家族に届けるためだ。
赤福は鮮度が大事なのでその日中に渡しに回った。
おわりに
実家で新鮮な赤福を食べながら、いつも通り母に今日あったことを話した。
母は、私が突発的に色んなところに行っては持ち帰る美味しいお土産とお話を楽しみにしてくれていると思う。ありがたい。
妹に赤福をよろこんでもらえたのも嬉しかった。ベトナムに行った時に妹に指定されて買ってきたお土産が実家お菓子の棚から一向に消えないことに気づいている。
こうしてnoteで出来事を共有するのが楽しいので、みなさんにもまたお話しさせてください。
会いたい人に会いに行くことはきっといつでもできる訳ではないから、健康第一で、お金と時間は言い訳にしないで無理矢理にでも作って、行くのがよいと思いました。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
では、また!
🦌
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?