50歳転職日記 #1
タイムカードの名前が消えた次の週から、オフィスに週2、残りの日が現場になった。
現場の社員とは関係が良好だったので、仕事自体は苦にならなかった。慣れない仕事で迷惑をかけつつ、これから大人しく会社の言うことを聞くフリをしながら内緒で転職活動させていただくことになる。
カジュアルな服装で仕事をしていたので、就職の面接の日は有給休暇を取るか、駅のコインロッカーにスーツを入れておいて着替えて出かけなければならないと思っていたが、ラッキーなことに配属された現場がターミナル駅の中だったので、町のど真ん中に自分専用のロッカーが確保できた。
偶然とはいえこれは大きかった。しかもWeb面接で使うレンタルスペースまでエスカレーターで上がってすぐという好立地。仕事を休まず面接に行けることになった。
私はまずリクナビNEXTとビズリーチとJACに会員登録をした。リクナビNEXT経由でワークポートにも登録をした。会社がなくなってしまう前に一度ワークポートは登録していたが、新しい担当者がつくと前の情報はリセットされるようだ。
これからどのくらいで就職先が決まるのか、コロナの時の感覚に似た、先の見えない戦いが始まった。