写真的日常 / Aki
「貴方にとって写真を撮る事とは」
「日常スナップがメインであるから、写真は「日常の記録」の延長。カメラがなければ通り過ぎていた日常のちょっと綺麗を探してる。」
彼にとって、普通の人々が見逃してしまうような日常の一コマ、それこそが写真を撮る理由なのである。初めてカメラを持って出かけたあの日、自分にとっての何気ない日常の「輝き」そんなものを彼の写真から感じる。
「普段どんな活動をしていますか」
「普段は写真作家として活動していて、並行してYouTubeで富士フイルムの事をメインに動画を作成、投稿している。」
写真作家としての実力は然る事乍ら、YouTubeでも機材のレビューや、自身の撮影体験をアップしている。参考になる動画が多くあるので是非、チェックしてみて欲しい。
「展示のきっかけは何でしたか」
「中盤カメラを買って、写真を大きいサイズで印刷してみたかった。」
彼の展示を初めて見に行った時、まず最初に写真の大きさに驚いた。普段画面の中で見るサイズより何十倍も大きく印刷されたら写真、それは否が応にも見方を考えさせられる。そんな写真ばかりだった。
彼の切り取る江の島の風景は、誰の目にも同じように映るのに、どこか気取らず、そして懐かしくすら感じるような情景だった。
「SNSを出て展示して気づいた事はありますか」
「より写真を身近に感じるようになった。普段から家に写真飾るようになった。より生活の中でカメラと一体になった。」
「日常に溶け込むシャッター」、それは写真を撮る人間が目指す、一種の到達点ではないかと筆者は考える。人、風景、時間、空間、あらゆるものをそのまま写すカメラだからこそ、何を写すかが撮る人間を表す。
カメラのある日常が当たり前になる。誰もがスマホで写真を撮れる現代社会において、とても贅沢で喜ばしい事である。
紙に写真を印刷する。昔は当たり前であった事が技術の発達と時代の流れによって淘汰されていった。
そんな現代の写真人生の中で、あえて印刷というせ選択肢をとり、自分の作品を紙媒体で後世に残す。本来の写真の歴史の形とはこういうものなのかもしれない。
「今後どんな展示をしてみたいですか」
「今は未定だが、費用の面も考えつつ、ゆくゆくはアイスランドリベンジしたい。」
アイスランド、彼の写真的日常は日本に留まる事を知らず、外国まで足を伸ばす。
彼の写すアイスランドは、見る人を一種の旅行記を読んでいるような気分にさせてくれる。彼が旅の中で出会ったアイスランドの日常。見たもの、体験した事、その全てが写真から伝わってくる。
だが彼はまだ満足していなかった。
もっと自分らしい、自分にしか撮れないアイスランドがあったのではないか、やりたい事は尽きないという。
願わくば、もう一度アイスランドに行き、リベンジをしたいという。
写真への人並みならぬこだわりと、印刷な対する美学。
今後の彼の活動に期待をする。
Aki / Fuji×YouTube
写真作家、カメラ系YouTuberとして活躍中。
過去二回の個展を開催。
第一回 2020/7「Fujiと私と江の島と」個展開催。
第二回 2022/3「My see of Iceland」 個展開催。
YouTube / Aki【FUJIFILMと素敵な日常】
https://youtube.com/@akiSnap
Instagram / s__aki____