ぴこっと

アラサーワーキングマザーです。 仕事、育児のかたわら、noteを執筆しています。

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最近の記事

読書録「マルクスの資本論 見るだけノート」

下記の本を読了しました。 私なりの要約(箇条書き) 資本主義のしくみ 資本主義において、富とは「巨大な商品の集合体」である。商品とは、人間の外部にある対象で、人の何らかの欲望を満たすものである。 商品には、使用価値(消費することで欲望を満たす有用性)と、交換価値(商品どうしを交換する際に実現される価値の量)がある。商品は、交換されなければ価値があることを示せない。自給自足の中でつくったものは「使用価値」はあるが「交換価値」はない。資本(家)は、使用価値に関して無関心。

    • 読書録「なぜ、脱成長なのか」

      下記の本を読了しました。 私なりの要約(箇条書き) 脱成長論=経済成長の追及をストップして、生活と社会の視点をウェルビーイングに置き直すことを主張する議論。 脱成長が必要な理由は、環境破壊・不平等・搾取が、経済成長の追求と結びついているから。労働力や原材料を安価に手に入れることが、経済成長の基本であり、コスト・ダメージを未来の世代に押し付けている。 経済成長をしても、貧困層はその恩恵をほとんど享受できないし、経済成長するほど、(気候変動等を通じて)貧しい社会の状況は悪

      • いまさら聞けない脱炭素⑤:グリーン成長戦略(半導体・情報通信産業)

        この記事は、育休中のリスキリングを実践するため、Outputの場として執筆しています。 前回に引き続き、政府(経済産業省が中心)が策定した「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」でピックアップされている14分野について、「今更聞けないけど、そもそもその技術ってどんなもの?」ということをざっくり知りたい方に向けて、簡単な解説をしていきます。 今日は、⑥半導体・情報通信産業について、書きました。 ⑥半導体・情報通信産業 本項目は、今までのものと比べると、一見し

        • いまさら聞けない脱炭素④:グリーン成長戦略(自動車・蓄電池産業)

          この記事は、育休中のリスキリングを実践するため、Outputの場として執筆しています。 前回に引き続き、政府(経済産業省が中心)が策定した「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」でピックアップされている14分野について、「今更聞けないけど、そもそもその技術ってどんなもの?」ということをざっくり知りたい方に向けて、簡単な解説をしていきます。 今日は、⑤自動車・蓄電池産業について、書きました。 ⑤自動車・蓄電池産業 ◇自動車 自動車については、いわずもがな、電

        読書録「マルクスの資本論 見るだけノート」

          いまさら聞けない脱炭素③:グリーン成長戦略(熱エネルギー産業&原子力)

          この記事は、育休中のリスキリングを実践するため、Outputの場として執筆しています。 前回に引き続き、政府(経済産業省が中心)が策定した「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」でピックアップされている14分野について、「今更聞けないけど、そもそもその技術ってどんなもの?」ということをざっくり知りたい方に向けて、簡単な解説をしていきます。 今日は、③次世代熱エネルギー産業と、④原子力について、書きました。 ③次世代熱エネルギー産業 エネルギーは、電力として

          いまさら聞けない脱炭素③:グリーン成長戦略(熱エネルギー産業&原子力)

          いまさら聞けない脱炭素②:グリーン成長戦略(再エネ&水素・アンモニア)

          この記事は、育休中のリスキリングを実践するため、Outputの場として執筆しています。 「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」 前回、カーボンニュートラルとは何か、そのためには様々な主体の協力が必要であるということを書きました。 政府(経済産業省が中心)は、2021年、「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」を策定しました。この戦略は、産業政策・エネルギー政策の両面から、成長が期待される14の重要分野について実行計画を示したものです。

          いまさら聞けない脱炭素②:グリーン成長戦略(再エネ&水素・アンモニア)

          いまさら聞けない脱炭素①:カーボンニュートラルとは?

          「育休中のリスキリング」を実践してみようと思い立ち、Outputの場としてnoteを活用することにしました。 今日は、新聞等のメディアで見ない日はない、カーボンニュートラルというキーワードについて、説明を試みます。 カーボンニュートラルとは 環境省ウェブサイトでは、カーボンニュートラルは、「温室効果ガス※の排出量と吸収量を均衡させること」と定義されています。 排出量と吸収量が均衡している状態とは、温室効果ガスの排出量から、人為的な吸収量(植林・森林管理等による吸収量)を

          いまさら聞けない脱炭素①:カーボンニュートラルとは?