疲れるくらいお湯に浸かる
「疲れるくらい、お湯に浸かってください」
10年ほど前、通っていた接骨院の施術者さんからアドバイスいただいた言葉。
その時は本当に疲れていた。
冬の寒さが厳しかったせいかもしれない。
または、運動不足で血流が悪くなっていたせいかもしれない。
もしくは、考え事で頭がパンクしそうだったのかもしれない。
どうにもこうにも限界だったので、接骨院でほぐしてもらうことにした。
頭皮がカチカチ。
背中はバキバキ。
ハムストリングをはじめとする下肢も、軽く指圧しただけで痛みを感じるほど凝り固まっている。
どこが調子悪いのかを判断することもできなかった。
ゴムで例えるなら、弾力がなくなり全く伸びなくなった状態。
伸縮性がないため、いつ何時 ブチッっと切れてもおかしくない。
そんな限界に達した身体を、限られた時間でほぐしてくれた施術者さん。
一回の施術で全回復する訳ではないが、それでもかなり身体は楽になった。
何故だかわからないけれど、
この時の言葉がものすごくクリアに自分のなかに浸透してきたのを覚えている。
「疲れるくらいに?」
「お風呂は疲労回復のためなのに?」
「疲れ切ったら次の日しんどいのではないか?」
そんな考えが頭の中をぐるぐるする中、疲れるくらいお風呂に入ってみた。
その方法が正しいのかどうかは分からないけれど、
わたし自身としては状態が良い方向に向かい始めているような感覚を得た。
それ以来、どうにもこうにもならない時。
身体が凝り固まっているという時は、疲れるくらい湯船に浸かるようにしている。
明かりを控えめにし、バスソルトを入れ、炭酸水を飲みながら。
バスソルト + 炭酸水 の組み合わせはたくさん汗が出てくれて気持ちいい。
今年の2月は芯から冷える日が多くなりそう。
バスソルトと炭酸水を買い足さなければなと思う。