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ありがとう白いハコ。

こんにちは!多摩区PRアンバサダーのスミナツコです。今年も終わりが近づいてきました。今年1年多摩区の街で楽しく賑やかに活動してきた私たち!
今年の衝撃ビックニュースは「白いハコ」が12月に閉店することでした。

白いハコとは

白いハコとは2023年5月に向ヶ丘遊園北口駅徒歩1分の場所にあるGINZA FORESTビル2Fに誕生した多目的レンタル&コミュニティスペースです。区画整理で新しく建設されたビルの中に生まれた、街に開かれた文化的活動ができるコミュニティ施設。民間企業が地域のために作ってくれたとても素敵な場所でした。

駅前にある大きなリビングスペース

コミュニティスペースを作る

白いハコ立ち上げ当初「コミュニティスペース」を作ることにこだわっていました。コミュニティを生み出すにはどうしたらいいか。普通のコワーキング施設やカフェ、レンタルスペースだけでは地域に開かれた交流が生まれるコミュニティは生まれにくい。それぞれが個の表現をしながら共同体を作っていく仕組み作りを一緒に考えました。コミュニティスペースを作るなら文化的で個性があり、老若男女様々な年代も参加できる「本」を起点にしたコミュニティスペースにしましょうと、提案しました。

私自身、絵本のコミュニティ活動を多摩区で約8年やっていたこともあり。本が日常にある暮らしがとても豊かで、本屋が街から消える中、本に出会える場はたくさんあったら素敵だなと思っていた時に「国立本店」に出会いました。本棚に集う人々が作る街のシェア本棚の活動を3年間通い、学び知ることで、自分の街にもシェア本棚が欲しいと思っていたところでした。

シェア本棚の企画が通り、実際に白いハコの「駅前本棚」として
棚主を募集し本棚コミュニティ企画が動き出しました。

駅前本棚カイギ

それぞれの棚主は自己紹介の本を並べ、月に一回、本棚の前でお店番をするシステムで運用がはじまりました。お店番をすることで交流が生まれコミュニティが育まれていきました。

何者でもない私たちでいい

お店番はとても不思議な取り組みで、個人がその一時だけ公共的な空間を生み出します。時間と場所をシェアする。棚主の利用料で公を開くので、最初は意味がわからない人はもちろんいて、稼がないといけないのでは?とか、何かをやらなくちゃいけないとか、何かすごい人でないといけないとか、
最初はそんな風に感じていたかもしれないけれど、何者でもない私たちでいることが街の居心地をよくしていった気がする。

ふらりと生まれる偶然の出会い

白いハコは何もしない日でも誰か会いにきてくれる、偶然の出会いがある場所でした。お昼ご飯を食べたり、話が弾んだり、何気ない会話が癒されたり、気づきがあったり。会話や雑談、対話が多く生まれ、
街の駅の入り口に誰かがいつもいる安心感が1年半続いたことで
白いハコやこの街を好きになる人が増えていって、
街の笑顔が増えてく場所になりました。

白いハコイベントスペースの利用

多摩区PRアンバサダーイベント

白いハコでは多摩区PRアンバサダーのイベントも行われました!

タマバサダーが多摩区を紹介!

川崎市多摩区100人カイギ

タマバサダーや運営や区長が登壇した100人カイギも行われました!

白いハコありがとうパーティー

そして12月14日、白いハコ最後のイベント。白いハコありがとうパーティー。白いハコに関わる人々通称「ハコメン」たちが最後に想い想いのやりたいことを実現する1日になりました。

親子ヨガ
子ども店長
アロマと占い
回転寿司
コミュニティカフェSaha
足裏健康法
雑貨販売
紙芝居
ぬいぐるミュージカル


歌のプレゼントと白いハコありがとう本の贈呈
白いハコ振り返りラジオ

白いハコがこの街に何をもたらしたのかはぜひラジオを聴いてみてください。

最後はハコメン全員集合の懇親会

お疲れ様!

最後は駅前本棚とオープンマイクとストリートピアノやお教室メンバーが参加した懇親会。即興で流れる豪華な演奏の中、終始賑やかな時間が流れそれぞれにコミュニティの畑が育っていたのだとわかる素敵な空間でした。もっと早くこんな楽しいコトに気づけばよかったなと思いながらも、皆それぞれの白いハコの持ち場を守って活動していたのだということを知る機会になりました。

みんなが白いハコがなくなってもこの繋がりは無くなることはないからと、
明るい話をしてくれて、とにかくまた別の場所で何かできないか?と前向きなハコメンがたくさんいて、白いハコはたくさんのハコメンに愛されていたこと、白いハコは場所ではなく繋がりを作っていたこと。しっかりとコミニティスペースとしての役割を果たしていたこと。無くなるから気づく本当の大切なことは何かを私たちに教えてくれました。

そして12月15日白いハコは閉店しました。

最終日に区長も来てくれた!さよならピース!

が!!!?

次の日から駅前本棚 第2章始まり。

本棚が廊下に飛び出しました。

白いハコがただのレンタルスペースではなくコミュニティスペースだったからでしょうか。対話が生まれ、今までの場所は使えなくなってしまうけれど、どうにかならないかとアイデアを出し合い。本棚だけでも廊下に移動してやり方を形を変えて活動を継続できないかと実験が始まりました。

これからは
街の人の顔が見える本棚
街全体を盛り上げる企画も盛り込んだコミュニティとして再始動します。

ぜひふらりと駅前本棚にお越しください!

お店番ならぬ棚番も実験中です!!

街に開かれた関わりしろがある駅前本棚がある街、多摩区!
これからの未来や面白いコトはあなた次第なのかもしれない。

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