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「子どもはいらない」という条件だけで結婚相手を選んだ女の、わがままな愛とセックス

去年、出会い系で知り合った女性の話。

彼女は30代後半の専業主婦。
夫は個人事業主でモラハラ気質。

彼女の外出を嫌がり、いつも家にいろと束縛する。
彼女自身も「私が不幸なのは、全部夫のせい」と他責思考が強い。
自分から動く気はあまりないように感じた。

過去に彼女は出会い系サイトで、年下の男性と一度だけ関係を持ったらしい。
寂しさを紛らわせたくて探したが、結局続かなかったと話していた。

彼女は常に受け身だった。
「抱きしめてほしい」「傷を癒やしてほしい」ばかりで、
辟易する瞬間もあった。
普通ならブロック。

でも、普段は接しないタイプの女性と会ってみるのもいいかもしれないと、
思い適当にやり取りを続けた。

ある平日の昼。
夫がゴルフに行くタイミングで、僕は彼女に呼び出された。
実際に会うのは初めてだった。

印象は変わらず、不幸話への共感を求めてばかり。
それでも抱きしめてほしいと強く願うので、ホテルへ向かった。

セックスの最中も、彼女はワガママを押し通した。
僕の体力に最初は驚き、何かに取り憑かれたように身体を動かしていた。
毎週通っているという水泳で鍛えた身体は美しく、彼女のワガママな欲望を満たすだけの体力があるように思えた。

しかし、彼女は何度か絶頂に達したころ、「もう無理」とアッサリと音を上げた。

彼女が求めるのは一方的で、彼女にとってちょうど良い癒しだけ。
僕に何かを返そうという考えはまるでなかったようだ。

その後、裸のまま彼女はベッドの中で結婚した経緯について話す。

結婚した理由は「子どもはいらない」という条件が合ったから。
モラハラ夫を選んだのも、そこだけが一致していたからだった。
出会った頃は不器用で誠実に見えた男性がモラハラ男に変貌したのは、結婚して1年も経たない頃だったという。

正直、ここまでのやり取りの中で彼女のコミュニケーション能力にも
問題があるように感じていた。

夫の怒りを増幅させ、モンスターに変えてしまった要因は、彼女自身にもあるんだろうなと思った。

人間関係において、ギブアンドテイクが出来ない人は飽きられやすい。
僕の知る限り、惜しみなく与える人は人望が厚い。

しかし、ギブする側も相手を見ていて、何かしたらのリターンが無いと、
絶妙なタイミングで手を引く。
圧倒的に与える人は引き際も器用だ。
きっと、彼女が以前に会った年下男性も、何かしら
思うことがあって身を引いたのだろう。

結局それ以来、僕は彼女と連絡を取っていない。
きっとまた寂しくなったら、別の男を探すのだと思う。
でもそれは一時的な気休めにしかならない。
僕にはそう思えてならない。

やっぱり他責思考の女性に時間を割くのは無駄だなと思った出来事だった。

ではまた!

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