「セフレ・不倫相手とのモラルの相違、どうしたらいい?」問題について、相談が来たのでお答えした件
こんにちは、出会い系サイトの住人Tです。
出会い系サイトで日記を定期的に書いていると読者さんが増え、そのうちに感想や相談をメールで個別に頂くことがあります。
今回は実際に届いた相談に回答したケースを、出会い系サイトの日記から転載しました。ちなみに相談主のご本人には転載の許諾を頂いています。
相談内容
回答
2つに分けて僕の考えをお話します。
【感覚の相違について】
これは僕がこれまでやりとりした女性に限った話になりますが、独身・既婚に関係なく、個人を特定する情報を簡単に教える女性は多い印象があります。極端な話ですが、下の名前と住んでいるエリア、大まかな年齢に加え、会話の中に含まれる情報を紐づければ、本名や肩書を特定されるケースはあります。場合によっては勤務先や住所もわかるでしょう。実際、「そこまで教えていいのかな」と思うほどオープンな方もいますし、特定されるとも思わずに無邪気に話す方もいます。
だからといって相手の私生活に踏み込んだ経験は全くありませんし、特定することもありません。また、相手をいさめたこともありません。心を開いてくれたことに嬉しさを覚える一方で、僕自身の基準からすると「不用心だな」と思います。
逆にあらゆる情報を伏せ、偽名を通したままの関係は長続きしません。これも経験しています。なぜなら、肉体にしか関係の対象が向かなくなるからです。
肉体という器だけの関係は、早ければ数回で飽きが来ます。また、嘘の情報で固めるのも難しいでしょう。よほど用意周到でもない限り、嘘の設定は簡単にボロが出ます。おそらく6割から7割の人は肉体だけでなく、自分の内面も含めたコミュニケーションを望み、相手にも自己を開示するはずです。でも、開示する範囲や相手を間違うと望まない結果に至ります。
一方で不倫関係であっても、包み隠さず全てを開示する相手に魅力を感じる方もいると思います。それは何かトラブルが起きても、二人で後始末ができるなら問題ありません。婚外恋愛という耳障りのいい言葉に惑わされがちですが、法律上は不貞行為であり、損害賠償の対象です。冷水をぶっかけるような事を言ってしまいますが、その覚悟が無ければ無計画な行動は避けたほうが無難です。あらゆるリスクを想定しながら話す内容を選んだほうがいいと思います。
【セフレ・不倫にふさわしい相手とは】
独身同士の関係であれば、ここまでシビアに考える必要もありません。相談主の方はプロフに既婚とあり、相談にも「浮気」とあったので不倫関係にあったのだと思います。となると、話は変わってきます。
セックスフレンドや不倫相手は役割を限定したパートナー関係です。セフレはセックスもできる友達でしょうし、不倫はお互いの家庭や日常には踏み込まない前提でセフレ関係や、ゴールのない「恋愛ごっこ」を楽しむ関係です。そのルールは明文化されていないので、なし崩しのルールで運用されます。
セフレも不倫も事前に契約書を交わしたり、ルール確認を細かくしたら興ざめですよね?だからこそ自分と価値観の合う相手を選ぶ必要があります。僕が考える、制約のある関係にふさわしいパートナーの基準は2つあります。
パートナーに多少の不満はあっても、日頃から悪口や不満を言わない人
自分だけでなく相手のパーソナルスペースも尊重できる人
この2つができない人は制約を乗り越えて、突拍子もない行動を取ります。それも、望まない方向に。
その線引や基準は経験を重ねると、自ずと決まります。上記は僕のルールであって、相談主さんを含め他の誰かには当てはまりません。なぜなら、自分の置かれた環境でルールはどうにでも変わるからです。だから上記はあくまでも参考にとどめてください。
まずはルールや基準を自分の中に作ることが第一歩だと思います。そのルールを、相手を選ぶ際のフィルターとして活用するといいと思います。
【結論】
相談主さんは相手の男性との間に明確な価値観の違いがありました。彼の行為に怒りを覚えたのは、双方の価値観の違いによるものでしょう。そこに気づけなかったのは誰のせいでもありません。過去に遡ることはできませんが、この経験から学ぶものはあると思います。
何か事前に身を引くタイミングはなかったか
どこまで相手に自分のことを伝えるべきだったか
決して明かしてはいけないラインは何か
どんな相手であれば、どこまで心を許していいのか
これらついて振り返る最良の機会だと思います。
独身だろうと既婚だろうと、恋人だろうとセフレだろうと、お互いが望む関係を楽しめたら人生は豊かになると思います。僕はすべての関係を否定しません。でも、そこには見落としがちな境界線が無数にあります。
清廉潔白な生き方をしていないと自覚する相談主さんは、相手の行為に許せないと言いました。おそらくあなたはパートナーを尊重しつつ、何かしら足りない要素を埋めるべく相手を求めたのかもしれません。「許せない」という感情は、あなたと、あなた以外の他人との間にある「見えざる境界線」を可視化したのだと思います。その存在から学ぶことが、同じ失敗を繰り返さないためにも重要です。
本当に新聞の投書欄みたいですが、相談があればお気軽にどうぞ。匿名で送信可能です。
ではまた!