マガジンのカバー画像

野鳥

15
野鳥についての雑記
運営しているクリエイター

#ヒヨドリ

葉っぱの水で水浴びをするメジロのお話(かわいいね)

ヒヨドリは、庭の風呂場に毎日何度もやってくる。水浴びにやってくるのだ。鳥類きってのキレイ好きだ。 水浴びの前は、電線や庭の木にとまって、「ヒーヒーヒー!」と鳴く。水浴び宣言だ。 宣言を終えると、風呂場に一直線に下りて水に飛び込み、バシャバシャ! と派手に水しぶきを上げたかと思うと、ものの1秒で風呂からヒョイと出る。そして、羽をワサワサワサッとふるわせて、羽全体に水滴をいきわたらせる。目をキラキラと輝かせてほっぺたを赤くして、それはそれは幸せそうに見える。 ひとしきり羽をワ

めじろの水浴びのお話

ヒヨドリは、庭の風呂場に毎日何度もやってくる。水浴びにやってくるのだ。鳥類きってのキレイ好きだ。 水浴びの前は、電線や庭の木にとまって、「ヒーヒーヒー!」と鳴く。水浴び宣言だ。 宣言を終えると、風呂場に一直線に下りて水に飛び込み、バシャバシャ! と派手に水しぶきを上げたかと思うと、すぐに風呂からヒョイと出る。そして、羽をワサワサワサッとふるわせて、羽全体に水滴をいきわたらせる。あるときは、その行動を何度も何度も繰り返し、ゆうに10分ぐらい入り浸っていた。長風呂だ。 その

リサイタルはもうすぐ

空が白み始める朝4時過ぎ、一番鳥が鳴く。いつも聞こえてくるのは、ヒヨドリの声だ。 ヒ、ヒ、ヒ、ヒ、ヒ、ヒーヒーヒー! 音階は、「ミ、ミ、ド、ミ、ソ、ドードード!」だろうか。音感がないので何とも言えないが、だんだん音階を上げていき、興奮気味に歌い上げる。それを何度も繰り返す、朝っぱらから。その熱心さ、中高生の運動部の朝練さながらだ。 日中は、気つけばいつも、ヒヨドリが歌っている。そんなご近所シンガーを、我が家では「ヒヨちゃん」もしくは、「ヒー様」と呼んでいる。 最初は誰

ごめんね、ヒヨちゃん ~巣立ちの前に~

初夏のある日、庭のイロハモミジの茂みに、ヒヨドリが入っていくのが見えた。何か食べ物でも探しているのだろうと思っていたが、何度もやって来てはゴソゴソしている。ある時は、その茂みからヒョロリと飛び出した何かのツルの茎が、上に下にヒョコヒョコ動いていた。どうやらヒヨドリは、ここで巣作りを始めたようだ。 運のいいことに、巣はリビングの透明の窓越しに見える位置にあり、暗い室内の様子は外からはよく見えないらしい。薄手のカーテンをかけているので、派手に動かなければ彼らに気付かれることはな