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詩 | HIGA

ひとりきりの部屋。
見える。聞こえる。
誰もいない。
「私」という言葉は消えている。
ただ「見える」「聞こえる」がある。

だがしだいに
なにも見えなくなった。
なにも聞こえなくなった。
ぜんぶ消えた。
だがそのとき
ただ「生きている」だけが残った。
私を置き去りにして。。。

なぜここで「私」が出てくるの?
私がいてもいなくても
どうでもいいはずなのに。
そのとき不意に
顔も声も何も知らない他人に
私は囲まれているような気がした。


#彼我
#詩
#見える
#聞こえる

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山根あきら | 妄想哲学者
記事を読んで頂き、ありがとうございます。お気持ちにお応えられるように、つとめて参ります。今後ともよろしくお願いいたします