最近の妄活 | コンビニの品出し訓練👩
「妄活」(もうかつ)。妄想活動の略。私の造語。
妄想はお金もモノも必要としない。何をどう考えたって自由だ。近頃は妄想する精神的な余裕がない日々が続いていた。しかし、今日コンビニに行ったとき、思わず妄想している自分がいた。
コンビニに入ると、入口付近に、ベテランの店員さんと新米の店員さんがいた。二人とも女性である。一人はオバサン、一人は大学生っぽい女の子。iPadみたいなものを見ながら、たぶん発注の仕方を教わっていたのだと思う。
まぁ、ありふれた光景と言えばありふれた光景なのだが、二人のいたところは、「男性情報誌」の前だった。ここから私の妄想が始まった。
👧「出版不況なのに、たくさんの男性情報誌があるんですね」
👩🦳「まぁ、今の時代、多品種小ロットの生産が主流だからねぇ」
👧「多品種小ロット?」
👩🦳「まあ、難しいことは覚えなくていいから、商品名とどのくらい売れるのかを把握することが先決ね」
👧「わかりました😄。あの~この『ハラショー・ドエロスキー』ってどういう中身ですか?」
👩🦳「あぁ、それはロシアの男性向け雑誌ね」
👧「えっと、この『ペペロン・ペロッチーノ』というのは?」
👩🦳「それはイタリアの若者向けの雑誌」
👧「じゃあ、この『ザ~・メン』というのは?」
👩🦳「それは、ドイツの雑誌ね。本当は『デア・マン』のほうがドイツ語っぽいけど、ちょっとした掛詞になってるんじゃない?」
👧「こちらは中国系の雑誌でしょうか?『有閑婦人』って😄」
👩🦳「あぁ、それは日本の雑誌のリバイバル・バージョンよ😄」
👧「『エ◯・ディストピア』というのは?」
👩🦳「あぁ、それは昔ね、『エ◯トピア』っていう雑誌があったんだけど、今は文学も『ディストピア小説』が流行ってるじゃない?その乗りで作られた雑誌じゃないかな」
👧「へえ、男性情報誌も奥が深いですねぇ」
👩🦳「まぁ、それより今日はとりあえず、そこにある『ドエロスキー』を品出ししといてくれる?売れに売れてるから。他の商品も前出ししといて」
👧「はーい✨わかりました☺️」
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