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~3/7 お題・青ブラ文学部

これ性」。
 哲学用語でそのまま「これせい」と読みます。簡単に言えば「これじゃなくちゃイヤだ」という唯一無二のモノやコトに対する思い入れのことを指します。

 「これ性」を帯びるモノは、本当にこの世に1つだけしかないモノに限りません。大量生産された、オモチャ、CD、文庫本でも「これ性」を持つことがあります。

 たとえば、大量生産された「ぬいぐるみ」であったとしても、あなたにとって価値があるのは、誕生日にプレゼントされた「"この"ぬいぐるみ」です。
 目がとれちゃった、しっぽが切れてしまったからといって、同じメーカーの同じ種類のぬいぐるみでは、「"この"ぬいぐるみ」の代わりにはなり得ないでしょう。もし、同じ種類のぬいぐるみを手渡されて、まったく同じ満足感を持つならば、「『"この"ぬいぐるみ』の『これ性度合い』」は「小さかった」あるいは「なかった」ということになりそうです。



青ブラ文学部募集要項


・あなたが強い「これ性」を感じる「モノ」について自由に書いてください。
・人間や動物など、人や家族、生き物はこのお題の対象外です


(必須ではありませんが)この記事に「スキ」を押す
🍁自分が参加する企画の募集要項に「スキ」を押すのは、私は当然だと思うのですが、タグだけ付けてこちらがコメントを書いても、マガジンに登録しても、スキを押しても、なんのリアクションもない方がいます。気分はよくありません。
「スキ」に強い思い入れがあるわけではありませんが、気持ち的にね。
 企画に参加するなら、当該企画の募集要項の記事くらいには「スキ」くらい押してほしい😊。その方が気分は良いです。私の企画に限らず、のことです。
 毎週のように企画のときだけやってきて、タグだけ付けて、(私の他の記事にも1つも)スキ押しもない、フォローもない、コメントしても返事もしない、締め切りも守らない、募集要項もちゃんと読んでいない、なのに「感想を書いてほしい」という「クリエイター問い合わせ」をしてくる人が若干名います
 作品に関して、どなたに対しても中立的に運営しているつもりですが、私にも「こころ」はあります。そういう方は歓迎する気持ちにはなれません。


#青ブラ文学部 」および「 #これ性 」という2つのタグをつけてください。
可能ならば、この記事を埋め込んでください。記事の「貼り方」が分からない場合は、この記事のコメント欄にその旨をお書きください。


小説、エッセイ、詩など形式は自由ですが、ストーリー性のある文章を書いてください。
「参加のための参加」や「これ性」に関連がない作品は、マガジン登録も紹介もしません。


締切日は2025/03/07(金曜日)です。
募集期間が過ぎた作品は、基本的にマガジン登録も紹介もしません。
期限が過ぎた場合は、「#青ブラ文学部」のタグはなるべく使用しないでください。取りまとめに余計な手間がかかります。


ご応募していただいた作品は、紹介したり、マガジン登録をすることがあります。あらかじめご了承ください。


「これ性」については、以下(↓)を参考にしてください。


「haecceity」(これ性)とは?



Geminiによる解説



哲学用語の「これ性」は、スコトゥスという中世の哲学者が提唱した概念です。
意味

  • 個々の存在者が持つ、他と区別される固有の性質。

  • 「このもの」であること、つまり、個別の存在を成り立たせる根本的な原理。

  • 普遍的な性質(例えば「人間性」)ではなく、あくまで個別的な存在にのみ当てはまる性質。
    解説
    スコトゥスは、普遍的な性質(例えば「人間性」)だけでは、なぜ個別の人間(例えば「ソクラテス」)が存在するのかを説明できないと考えました。そこで、個別の存在を成り立たせる「これ性」という概念を導入しました。
    「これ性」は、他のどんな存在とも共有できない、その存在だけの固有の性質です。例えば、ソクラテスの「これ性」は、他の誰とも共有できない、ソクラテスだけが持つ性質です。
    「これ性」によって、個別の存在は、普遍的な性質を持つ他の存在から区別され、唯一無二の存在として成り立つと考えられています。
    スコトゥスの考え方
    スコトゥスの「これ性」の考え方は、中世哲学における普遍論争と呼ばれる議論の中で生まれました。普遍論争とは、普遍的な性質(例えば「人間性」)が、個別の存在よりも先に存在するのか、それとも個別の存在の中にのみ存在するのかをめぐる議論です。
    スコトゥスは、普遍的な性質は個別の存在の中にのみ存在すると考えました。しかし、それだけでは個別の存在がなぜ個別の存在として成り立つのかを説明できないため、「これ性」という概念を導入したのです。
    現代哲学への影響
    スコトゥスの「これ性」の概念は、現代哲学にも影響を与えています。例えば、現代の形而上学では、個別の存在の同一性や区別を論じる際に、「これ性」の概念が参照されることがあります。
    まとめ
    「これ性」は、個別の存在を成り立たせる根本的な原理であり、他のどんな存在とも共有できない、その存在だけの固有の性質です。スコトゥスの「これ性」の概念は、中世哲学における普遍論争の中で生まれ、現代哲学にも影響を与えています。



哲学用語の「これ性」は、英語では主に以下の言葉で表現されます。

  • haecceity (ヘクセイイティ):

    • これはラテン語の「haec」(これ)に由来する言葉で、「これ性」を最も正確に表す専門用語です。

    • スコトゥスの哲学で用いられた概念を指す場合、主にこの言葉が使用されます。

  • thisness (ディスネス):

    • より一般的な英語で、「このもの」である性質を表します。

    • haecceityより平易な表現です。

  • individuality (インディヴィデュアリティ):

    • 個々の存在の個別性、独自性を表す言葉です。

    • 「これ性」の持つ、個を他から区別する性質という側面を表しています。
      これらの単語は、文脈やニュアンスによって使い分けられます。哲学的な議論やスコトゥスの概念を正確に伝えたい場合は、「haecceity」を使用するのが適切です。


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山根あきら | 妄想哲学者
記事を読んで頂き、ありがとうございます。お気持ちにお応えられるように、つとめて参ります。今後ともよろしくお願いいたします