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バイクで美術館巡り:群馬県立近代美術館

〒370-1293 群馬県高崎市綿貫町 992-1 群馬の森公園内
http://mmag.pref.gunma.jp/index.html

駐車場

バイク:小さなバイクは自転車の駐輪場、大きいのはクルマの駐車場に、とのこと
自転車:無料駐輪場あり (サドル掛けとかはないけど)
クルマ:無料駐車場あり
入場料:企画展によるが 300 円や 900 円など、JAF 会員にはプレゼントがある (私が行ったときはポストカードを頂いた)

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美術館は「群馬の森」公園内にある。あらかじめ地図を見ておいた方がいいとは思うが、公園への案内を参考にすれば場所はわかりやすい。公園は東西に長く、駐車場も西と東に分かれているが、西の方 (県道 13 号に面している方) が美術館に近い。

マップ2

入口1

美術館

群馬県で最初の県立美術館で、規模もそれなりに大きい。企画展などでめいっぱい展示が行なわれていれば、全部見るのに1時間以上はゆうにかかる。パーマネントな常設展があるわけではないが、テーマを設定して選んだ県の収蔵品などによる特別展や公募展を企画展と並列して行なっており、常になにかしらの展示は行なわれている。制作体験なども大人向けにも子供向けにも行われている。

収蔵品は 20 世紀の国内外の西洋画と、現代美術作品が中心である。岸田劉生やモネ、ルノアールもある。さらにピカソまであって驚く。ロダンの彫刻もあるが、ロダンはなんだか、あちこちにあるような気がする。死後鋳造が多いのか、と察する。

建物はキュビズムな感じで、白とコンクリートの灰色とガラスによってスッキリとした清潔感を持たせた、美しい内装である。

食事

館内にレストランがある。ここはカレーや松花堂弁当など一部のメニューで古代米を選べる。さらにサンドイッチのパンは古代米入りである。古代米のご飯は赤飯の赤と普通の黒色の中間くらいの濃い色をしていて、米粒の大きさはうるち米より少し小さく、若干固めで粒々感があるが、もちもち感も同時にある。白米に比べると甘味は少ないが穀物らしい香ばしさがある。他にもパスタやハンバーグ、丼物などがあり、またおむすびとコロッケのセットのテイクアウトができる。夜7時までやってるので晩ご飯も食べられるが、駐車場が閉まってクルマとバイクは出られなくなるという、洒落にならないトラップがあるので要注意である。

レストラン2

弁当1

弁当2

クルマ出せない

レストランとミュージアムショップではクレジットカードが使えるが、ミュージアムショップの方は「回線が ADSL なので認証に時間がかかります」的な注意書きがある。

周囲

公園の外縁に沿ってサイクリングコースが設置されている。周回コースにはなっておらず、端から端まで 2 km 弱くらいで、コース上のあちこちに駐輪場がある。これは、群馬県が設定している高崎伊勢崎自転車道 (高崎市浜尻町から伊勢崎市若葉町まで 42.5 km、高崎側はホタルの里サイクリングロードに、伊勢崎側は広瀬川サイクリングロードに、途中地点に利根川自転車道がつながっている) の一部である。

美術館のすぐ隣に、県立歴史博物館がある。こちらにはミュージアムショップはあるが飲食はない。また公園の半分は森の中であり、森林浴的な散策を楽しめる。一方で公園の中央部は広大な芝生の広場であり、老若男女がそれぞれ気ままに楽しんでいる。公園内には群馬県アイバンクによる献眼顕彰碑や、ダイナマイト国内発祥の地の碑などがある。なお案内地図上では売店があるが、営業しておらず、自動販売機しかない。したがって公園内で飲食を提供しているのは美術館のレストランだけである。

森1

公園の周囲は普通の郊外で、クルマ社会なのでしばらく走ればそば屋、ラーメン屋、定食屋などが難なく見つかるが、南に 4 km 弱のところにららん藤岡という道の駅がある。ここは上信越自動車道の藤岡 PA と通路でつながっており、人の行き来ができる。蘭の展示会があったり、ミニ遊園地があったりする。蘭の鉢植えなどを買ってしまうとバイクでは途方に暮れるしかないが、店から発送してくれる。

美術館から 8 km くらいの高崎の駅までいけば、そこは群馬最大の都市であり飲食には困らない。また前橋まで 10 km 強、伊勢崎まで 15 km である。

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ふえふき
ありがとうございます!細く長く取材と執筆を継続していこうと思います。