[引用: 馬鹿の日記 より]
早めにお風呂をあがった。濡れた髪をタオルで包んだまま夕御飯を作り、机において、なぜかわたしは掃除をし始め、夕ごはんは冷め、ていうかお酒作っておいたのに氷も全溶け、部屋はなんかすっきりしたが(生活なんて全部やめてやる...)の気持ちでごはんを温め直している。
今日わたしがうまく生活できなかった分、だれかがうまくいったとかならば、わたくしも、怠惰でばか、という自分を許せるのですが、電子レンジがなる頃には食欲もなんだかしなしな失せ、ラップかけているところなので、もうなにがなんだかです。
髪、乾いてません。
ていうか今書いたすべてのことはパンツ一枚姿でのできごとです。
そういえばわたし人間じゃなかったな。
しかしこんなわたしにも芸術は懐深く、救えなかった今日という日をもっともらしく記しなさいと言ってくれます。ああ慈悲深き神よ。というより、他に何をしてもたぶん、お酒の上に濁った氷の層を増やすようなことしかできないので。
ちなみにわたしが信じている神と言えば、どうしようもない状況の時に必ず現れ、わたしの怠惰と馬鹿と散々な景色を指差し腹抱えて笑う神です。
いいですか明日のわたし、人生、アルコールの上の今は亡き氷の層、白濁の微味微臭です。ゆっくりおやすみ。