第1回『54字の宴』ありがとうございました
第1回『54字の宴』、おかげさまで無事に終了いたしました。ふとした思い付きから一気に開催まで漕ぎ着けた、行き当たりばったりイベントでしたが、想像以上に沢山の方にご参加いただき、心より感謝申し上げます。
皆さま、本当にありがとうございました。
本当は、ハミングバードさんとikueさんと私、三人だけでヒッソリとやるのもアリかな? と考えていたのですけど、過去にインスタでやっていたイベントがふと脳裏をよぎり、ほぼそのままのフォーマットでnoteでも出来るのでは? いや、むしろnoteの方がやり易いのでは? と思い、やってみようと決めました。
私が『54字の物語』を書くようになったのは、2019年の秋です。
その頃には既に爆発的なブームは過ぎていましたが、私のように新たに参戦する人も次々に生まれていました。なので、ブームは下火になりつつも、決して消えることはなく、定番の人気ジャンルとして根付き始めた時期だと思います。
先駆者の諸先輩方は、当時で既に500作、1,000作と書いており、54字から引退する人も出始めていました。
一方で、私の後にも続々と新たな54字作家は誕生しており、ツィッターやインスタでは途絶えることのない文芸ジャンルとして、スッカリ定着しているように思います。
しかし、何故かnoteではさほど多くは見掛けません。
私にとって、このことはすごく不思議でした。確かにインスタ用のスクエア画像に合わせて9×6の54字になり、Twitterで爆発的に広がった54字ではありますけど、noteほど、「54字の物語」に適したプラットフォームはないと思うからです。
実は、私はnoteは出戻り組です。
最初は、かなり初期の頃(2014〜2015年頃)にmixiから引越してきて、相当なヘビーユーザーでした。
その後、何度かやめたり再開したり、放置していたり……の繰り返しでしたが、約半年ぐらい前から、『54字の物語』をはじめ、掌編など過去作の整理をnoteで始めました。
その時点で、『54字の物語』は約650作のストックがありました。noteでこれら過去作をアップしながら、インスタでは新作を更新していたのですが、約750作ぐらいでピタッと止まっていました。
この750作のアップが終わるとやめようかな、とも考えていたのですが、やっぱりなんだかんだと楽しくて、ここまで来たら1000作品達成したいって気持ちもあって、新たにnoteで新作を書いていくことにしました。
今回のイベントは、そんな流れの中から生まれました。やっぱり54字が好きだし、noteでも「54字の物語」が定番のジャンルになるといいなぁと思い、もし啓蒙に繋がるなら、という期待を込めて、インスタでやっていたイベントをほぼそのままの形で再開してみることにしました。
プラットフォームの違いは、きっと良い方向へ展開されると直感的に思いました。全く別のSNSなので、どちらが優れているという話ではありませんが、noteの方が投稿の自由度が高いことは明白です。なので、色んなスタイルで表現出来ると思ったのです。
その結果、我ながらイベントは大成功だったと思います。『54字の物語』不毛の地と思っていたnoteですが、こんなに沢山の作家さまにご参加いただけるなんて、本当に驚きました。
また、書いたことはなくてもイベントを機に挑戦してくださった方も沢山いらっしゃいまして、その全員が「本当に初めてなの?」と疑ってしまうぐらい巧みに書かれており、これまた仰天モノでした。
やはりnoteには「モノ書き」に精通され、経験も実力も申し分のない素晴らしい方が溢れているんだなぁという、ある意味で当たり前のことが証明された感じです。
本当に皆さまの発想力や着眼点、54字の構成力、表現力に感動しましたし、ものすごく勉強にもなりました。ありがとうございました。
ということで、第2回も計画したいと思います。
開催時期やお題はこれから考えますが、日程的には今回と同じように月曜日にお題発表、金曜日に開催、24時間後に〆切にしようと思っています。
ただ、開催時間は、19時か20時ぐらいに前倒しにすると思います。今回の21時スタートは、ちょっとしんどかったです💦
お題や開催スパンを含め、ご提案やご意見、ご要望などがございましたら、どんなことでもコメントいただけますと、参考にさせていただきます。
では、この度の『宴』にご参加くださった皆さま、作品を読んでくださった皆さま、本当にありがとうございました。
またお会いいたしましょう!
櫟 茉莉花