「人気順」ですって?

 少し前ですけど、noteのクリエイターページの記事一覧が、固定記事プラス新着順だけでなく、人気順に並び替える機能が実装されました。
 といっても、これは確かスマホブラウザのみの仕様(※発表時の説明のみを参照、現在は違っているかもしれません)で、PCやアプリから利用している人には関係のない話でした。

 私は、基本的にはアプリで利用していますが、スマホは二台使っていて、一台はnoteのアプリを入れていない為、ブラウザで見ることもあります。
 この機能が私はイヤ過ぎて、即行で「人気順」を非表示に設定しました。やれやれ。

 なのに、最近のアプリのアプデにより、アプリからの閲覧にも「人気順」の表示に切り替えが出来るようになったのです。
 ブラウザで非表示に設定しているのにアプリには反映されておらず、しかも、アプリの場合は(今日現在)非表示にする設定も出来ないのです。つまり、ユーザーに選択権はなく、強制的に「人気順」の一覧を晒されるようになったのです。

 では、noteにおける「人気順」って何なのでしょう?

 これは、簡単に言ってしまうと、「スキ数」の順番で並び替えられているようです。細かい例外ルールはあるようですが、概ね、全期間を対象にスキ数の多い記事から順に並び換えられるのです。

 私の場合、一位はプロフから引っ込めた旧版の「自己紹介」、二位はXで拡散された「オーディオマニアとの闘い」、三位は企画参加の「愛読書三選」、四位が現在のプロフ記事、五位と六位は企画参加の掌編……と、正直言って私が「読んで欲しい」と思う記事でもなければ、「私らしい」記事でもないのです。
「人気記事」と言われても、全くピンとこない記事ばかりですし、はじめましての人に「名刺代わり」や「お試し」として、自薦したい記事でもありません。

 しかも、七位以下になるともっと酷いのです。私主催のイベントの告知や集計、息抜きに遊びで書いたレシピ、短期間だけ取り組んだ「20字小説」など、ほぼどうでもいい記事が溢れています。
 私が読んで欲しいと考えている長編やピアノ関連のエッセイ、それなりに真剣に書いた小品、私の個性が出ている(と思う)作品などは、上位にはほぼ掲載されないのです。強いて言えば、「ニャンコの目」が十四番目に入っているぐらいです。

 たまに「54字」とか「掌編」が出てきますが、ほぼ全部「イベント参加作」であって、同じイベント参加者からの社交的な「スキ」が増えているだけ、イベント外で書いた掌編は皆無です。
 つまり、「人気順」に並び替えることにより、私の「人気のなさ」が悲しいぐらい炙り出されているのです。

 もっとも、主観と客観は違って当たり前ですから、自己評価と周囲からの評価も違って当然ですし、それを否定してはいけないのでしょう。
 でも、この「人気順」に並び替える機能の目的は何なのか? ってことを調べてみると、やっぱり違和感は拭えません。

本機能の導入前テストでは、人気順で表示できることによって、記事のクリック率があがることがわかりました。クリエイターはより多くの方に記事を読んでもらうことができます。

読者は気になるクリエイターの人気記事がすぐにわかるので、最初に読む記事が決めやすくなります。みなさんも気になるクリエイターを見つけたら、ぜひ人気順でも記事を探してみてください!

2024/11/15、note公式の記事より抜粋

 もし、私のことを気にしてくださるユーザーさまがいたとしても、この「人気順」の一覧を見ると離れていく気がしますし、逆にこの一覧で興味を持ってくださる方は多分変態なので、私は仲良くなれそうな気がしません。

 と思って、ブラウザでは非表示にしているのに、アプリだと強制的に晒されるのです。
 運営には、「カイゼン」の要望を出しましたけど、このまま変わらないのであれば、ちょっとnoteの利用を見直さないと、と考えています。
 要するに、「スキ数」の順番が「人気順」という短絡的な考え方は同意出来ないのですけど、それはそれでいいとして、非表示にする権利ぐらいはユーザーにもおくんなまし、と思うのです。