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息子市のピアノコンクールに参加するも大揉め(小2)

ピティナコンペが終わりしばらくしたころ、先生から市のピアノコンクールに出ないかと言われました。市のピアノコンクールは市内だけではなく県内のピアノ学習者が参加するレベルの高いコンクールです。

コンクールに出ると上達すると身を持って知ったため、今回はすんなり参加することになりました。ピティナコンペは30秒ほどの課題曲でしたが、今回は自由曲です。先生から勧めていただいたのは以下の曲でした。

クーラウ:オーストリア民謡による6つの小さな変奏曲

楽譜を見た時、
これはこれまで弾いた曲とは難易度が全然違う。。
大変なチャレンジになりそうだ。。
と思いました。

この曲は変奏曲で最初のテーマが6つの変奏に変わっていくのですが、曲が進むにしたがってどんどん難しくなります。楽しく弾く変奏、悲しい変奏と表情をつけるのも難しいです。最後のクライマックスが何度練習してもミスが減りませんでした。1分ほどの曲ですが、とても長く感じました。

3人で一生懸命取り組んでましたが、うまくいかず揉めることが多かったです。コンクールの前日の夜にも大揉めしました。

息子がうまくいかずイライラする。
母が注意点を話すが息子が聞かず態度が悪い。。
母怒る、息子泣きさけぶ。
父もイライラする。
もう、明日はコンクール出なくていい!ピアノもやめろ!

と、いうところまでいきました。
ピティナのときもこういうことがあったのですが、この時が一番ひどかったと思います。(そしてこの先もこういう揉め事が何度も起こります。。)
不思議なことに息子はピアノやめろと親に怒鳴られても、やめるとはいいません。

結局、当日の朝、家で通しを3回して、先生のところに行って見てもらいました。楽しんで来なさいといういつものお守りアドバイスをいただき会場に向かいます。

本番がやってきました。
息子は昨日あれほど揉めたとは思えない演奏をしました。
父は今までの揉めた練習を思い出し、涙がでました。(毎回泣いているのですが。)
母は足台係で舞台袖にいてあまり音が聴こえなかったので、
息子と客席に戻ってきた時いい演奏だったと伝えました。

夕方、結果が発表され優良賞でした。

金、銀、銅賞には届きませんでしたが、入賞できただけでも驚きでした。
揉めたマイナスを入賞で取り返す息子。
怒ったりと喜んだりで父と母はぐったりでした。

でも、本番でベストパフォーマンスを出すこの子は持っているなと感じました。(親バカ)

弾いた曲

  • クーラウ:オーストリア民謡による6つの小さな変奏曲

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