ご挨拶
初めまして。植村祐己子(うえむらゆきこ)と申します。20年前の2月2日にフランスに「ほんのちょっと留学」のつもりで来て、そのまま住んでいます。
私はピアノと音楽学が専門で、フランスの地方の国立総合大学で音楽学のMaitriseを取得し、そのまま結婚して生活しています。今は細々とピアノを教えつつ、2人の男児(ルル、シュシュ。いずれも仮名です)の音楽サポーターもしております。
ルルは11歳、地方コンセルヴァトワールでチェロをやっております。シュシュは9歳、同じくヴァイオリンをやっております。地方コンセルヴァトワールは楽器の他にフォルマシオンミュジカルが必修です。これは、ソルフェージュに楽典や音楽理論、楽器についてや簡単な音楽史といったものを含めた科目で、授業でソルフェージュの占める割合は非常に高いのですが、音楽を総合的に学ぶ科目といえると思います。
ここでは、私がみたフォルマシオンミュジカルと、これをどうやって日本の音楽教育に取り入れたらいいか、について書いていきたいと思います。応援をよろしくお願いいたします。