vol.26指導者とは実践者である【伝説のピアノ指導者の教え】
ピアノ指導者は、いつも自分に正直でなければならない。
自分に嘘をつかない人だけが、生徒に正直に向き合えるからだ。
そういう人間だけが、人々からの信頼を得られる。
指導者への信頼はどのように生まれるか?
それは、生徒に喜びを与え続けることしかない。
「先生は、私をこれだけ思ってくれている」
「先生はいつも私をしっかりと見てくれている」
そういうことの積み重ねしか、指導者への信頼は生まれないんだね。
だからこそピアノ指導者に必要なのは、まっすぐな美しさと誠実さだ。
どんな小さな個人教室にも、いや、小さなピアノ教室こそ、
指導者の「理念」を掲げる必要があるのはそういうことだ。
理念こそが、あなたのすべての行動訓となり、
迷ったときに、あなたに一筋の道すじを見せてくれる。
あなたをあるべき姿に引き戻してくれる。
人は弱いものでね、易きに流されてしまうものだ。
だが、考えてみようか。
私たちが教えているのは、決して「易しくない」ピアノだ。
易しくないものを教える者が、易きに流れては、説得力はゼロだね。
指導者とは自らが実践する者、やってみせる者だ。
どんな時も、自分は実践が伴っているだろうか?
他人に言ったことを、自分自身もできているだろうか?
いつもやって見せる人間であろうと、努力しているだろうか?
いつも背中を見せ続ける指導者にしか、生徒はついてこないんだね。
(この物語はフィクションです)
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