vol.32あなたがピアノを教える理由【伝説のピアノ指導者の教え】
あなたは、なぜピアノを教えているのだろう?
人に頼まれたから?仕事だからだろうか?
それとも、暮らしていくため、お金のためだろうか?
きっとそうではないと思う。
もし本当にそうなら、30年も40年も、
ピアノを教え続けることはできない。
なぜなら、お金のためというモチベーションでは、
ピアノ指導者としての困難は乗り越えられないからだ。
あなたは、ピアノ教育を通して、生きる喜びを味わいたいのだ。
あなたは、子どもたちの笑顔を見て、幸せな気持ちになりたいのだ。
あなたは、ピアノを通して世の役に立っていることを実感したいのだ。
あなたは、自分で自分の人生の舵取りをしていきたいのだ。
何か、苦しくて厳しい状況が生まれたときに、
それでもピアノ指導者としての自分を駆り立てる何か。
それを見つけることができたら、
あなたは、強い風にも全く揺らがない大木のような、
真に強いピアノ指導者となれる。
あなたは、子どもたちに生き方を教えなければならない。
人としてどうあるべきかを伝えていかなければならない。
言葉だけじゃない、その姿、生きざまを通して
彼らに伝えていくことこそ、
ピアノ指導者に与えられた、高尚な役割なのだよ。
(この物語はフィクションです)
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