vol.37 何者かになろうとしなくていい【伝説のピアノ指導者の教え】
ピアノ指導者こそ、学び続けなければならない。
教え続けるかぎりね。
なぜなら、人は学ばなくなると衰退するからだ。
衰えていく者に教わりたいと思う生徒はいるだろうか?
指導に長けている人間は、すべからく学んでいる。
自分はまだまだよくなる。
教え続ける限り、自分を高めなければならない。
そこにあるのは、学びへの謙虚な姿勢だ。
学ぶことは何でもいいんだよ。
心にピンときたものを追求したらいい。
ピンときたものは、
たいてい、その時の自分に必要なものだからね。
一つだけ、気を付けなければならないことがある。
あなたは何者かになろうとしなくていい、ということだ。
「あんなピアノ指導者になりたい」と、誰かに憧れるのはいい。
だが、自分を変えてでも、その人になるのは違うんだよ。
それではいつか必ず、苦しくなるときがくるんだね。
なぜなら、どうやっても人は「誰か」にはなれないからだ。
違う。
あなたは、何者かになる必要はないんだよ。
あなたは、あなたでいい。
他の誰もがなれない、唯一のピアノ指導者だ。
いつも謙虚に、学ぶ心を忘れず、
ありのままの自分を丁寧に生きること。
そのままの自分を生きることが、
奇跡的で尊いことだと思うよ。
(この物語はフィクションです)
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