vol.7生徒を変えたければ自分が変わる【伝説のピアノ指導者の教え】
もしかして今、悩んでいるピアノ指導者もいるかもしれない。
おそらく、そうだな…
なかなか生徒が弾けるようにならないとか、
こちらの言うことを聞かないとか、そういうことだろう。
だが、レッスンがうまくいかないことを、
子どもや保護者のせいにしてはいけない。
ここでちょっと考えてみようか。
なぜ、子どもはピアノを習うか。親はピアノを習わせるのか?
ピアノが弾けるようになりたい、
我が子がピアノが弾けるようになれば嬉しい、
音楽で心が豊かになって欲しい。
そういう「期待」が、ピアノ教室に通う理由だね。
つまり、ピアノ指導者は「期待されて」いることが前提であり、
彼らの「期待」にこたえるのが、我々の仕事だ。
生徒がうまくならない、練習しない、親が協力してくれない…
それを彼らのせいにしてしまうのは簡単だ。
でもそれは違う。
本当の理由は、彼らの期待にこたえられていないからだ。
どんな子も弾けるように導いている指導者は、実際にいる。
それは、彼らの期待にこたえ続けているからだ。
だからついてくる。
子どもたちも指導者の期待にこたえようとしてね。
レッスンを変えたければ、自分自身が変わるしかない。
生徒を変えたければ、自分が変わるしかない。
学ぶのは、自分が変わるため。
磨くのは、自分が変わるためだ。
指導者が変わればレッスンが変わる。
レッスンが変われば生徒も変わる。
一人の生徒を伸ばすことの難しさはよく分かる。
だが、その難しさに挑戦すること、
変わることを恐れずに、指導者としての高みを目指すこと。
その先に待っている、子どもたちからの「ありがとう」に、
ピアノ指導という仕事の尊さがあるんだね。
(この物語、登場人物は架空のフィクションです)
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