見出し画像

vol.38 あなたの教室だけの音色【伝説のピアノ指導者の教え】

「伝説のピアノ指導者」と呼ばれた人物が、弟子を呼び出し「あること」を依頼する。それは、表舞台では語ってこなかった「ピアノ指導で大切なこと」を世の中の指導者に伝えること。テーブルに置かれたボイスレコーダーに向かって「伝説のピアノ指導者」は語り続ける。それが自分の最後の仕事とでも言うように。青白く燃える炎のように、静かに、熱量を持って…

初めての方は【伝説のピアノ指導者の教え】Introductionからお読みください!←




巨匠といわれる演奏家の演奏が、


なぜ何十年と時を経ても、素晴らしいと言われるのか。




それは、聴く者の心に残るものがあるからだね。


ピアノ演奏を超えた、何かがそこにある。



楽譜に書かれたことをただ弾くのは、

言ってみれば、音を並べただけの代物だ。




巨匠と言われる演奏家は、


大作曲家の作品の中に神性を見出し、



そこに演奏家としての思い、知識、経験…


いわば人生すべてを演奏にかけるからこそ、唯一無二なのだ。




弾く者の人生すべてが音になって表れる。


それがピアノという楽器の不思議さだね。



我々ピアノ指導者も、まったく同じだ。


ただピアノを教えるのでは、存在価値はそれまでだ。



いつもこれが最後だと思って、

レッスンに人生や経験、知識、思いのすべてを込める。





おおげさだと思うかい?



だが一度、そういう気持ちで指導にのぞんでみるといい。



顔つきも、使う言葉も、鳴らす音も、すべて変わってくる。





そういう意識で指導にあたるとき、



そこにあなたの教室だけの「音色」が生み出され、


その「音色」に心惹かれる人間が集まってくる。



唯一無二のピアノ教室とは、そういうものなんだね。





(この物語はフィクションです)





★2025年2月号の「ピアノ講師ラボ」対談は智内威雄先生!画像をタップ↓

お申込みは1月31日が締め切りです!お急ぎください!



★智内威雄先生の対談音声が聴けるチャンスは1月31日(金)まで!



★業界初の「物語形式」で学ぶピアノ指導者としての生き方↓

主人公の雅人が最後にかなえた「夢」とは…?感動のラスト!


いいなと思ったら応援しよう!

藤拓弘(とう たくひろ)ピアノ講師ラボ主宰
よろしければモチベーションがググッと上がりますのでサポートをお願いいたします。ありがとうございます。