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vol.18お金がピアノ指導者を必要とする【伝説のピアノ指導者の教え】

「伝説のピアノ指導者」と呼ばれた人物が、弟子を呼び出し「あること」を依頼する。それは、表舞台では語ってこなかった「ピアノ指導で大切なこと」を世の中の指導者に伝えること。テーブルに置かれたボイスレコーダーに向かって「伝説のピアノ指導者」は語り続ける。それが自分の最後の仕事とでも言うように。青白く燃える炎のように、静かに、熱量を持って…

【伝説のピアノ指導者の教え】Introductionより



…お金の話を続けようか。



我々ピアノ指導者が受け取る金銭は、

「信頼」が形を変えたものなんだよ。



信じて託されたのが、親御さんの大切な子どもであり、レッスン代だ。


我々は、生徒の成長を約束し、月謝を預かる。



信頼と約束が根底にあるのが「ピアノレッスン」なんだね。




自分のレッスンに「値」をつけることは、とても難しい。


自分の価値を、世に伝えることと同じだからね。


だが、レッスン代は、自信を持って提示すべきだ。


信頼と約束があれば、生徒は集まってくるものだからだ。


では、どうすれば信頼されるか。


それは、他者に尽くすことしかない。



我々であれば、生徒をピアノや音楽で

幸せに、心豊かな人生を送れるように。


生徒の幸せのために。

そのたった一つの目的のために、利益があるべきだ。



最近、ピアノ教育業界でも、「儲ける」とか「稼ぐ」という言葉が躍る。


それはまあ、いいとしようか。


だがね、お金をたくさん集めたとしても、

誰も幸せにしていなければ、決して長続きしないんだよ。


信頼と約束が欠如しているからだ。



誰も幸せにしないで、たくさんお金をもらうのと、

たくさんの人から感謝され、幸せな気持ちで受け取るのと、

ピアノ指導者としての喜びが大きいのは、どちらだろう?



手にしたお金の多さよりも、

どんな思いが込められて自分の手に渡ってきたのか。



このほうがずっと大事なんだね。



人々からの信頼が、大きくなればなるほど、

果たすべき約束が、大きくなればなるほど、


指導者として受け取るものは大きくなっていく。



少し面白い話をしようか。



多くの場合「人が、お金を必要としている」と思うだろう?



だがね、本当は違うんだよ。


「お金が、人を必要としている」んだ。



あなたがピアノ指導者であるならば、


ピアノを教えるあなたの人生をよりよいものにするため、

あなたがピアノを教えて幸せに生きていくため、


お金が「あなた」を必要としているのだ。




あなたが人生に価値を見出し、実現したいことを見つけたとき、

お金が、あなたを必要としてやってくるんだよ。



自分にどんな価値があるのか?

自分は生徒たちに何ができるのか?


どうすればピアノを教えて幸せに生きていけるのか?


常にそういう心で生き、努力を重ねていく。




すると、お金は勝手に向こうからやってくるんだね。



(この物語はフィクションです)




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藤拓弘(とう たくひろ)ピアノ講師ラボ主宰
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