vol.3お金や生徒数でピアノ指導者の価値が決まるのか?【伝説のピアノ指導者の教え】
さて、今日も始めようか…
今日はそうだな、ピアノ指導者としての「価値」について話そうか。
ピアノ指導者としての価値とは何だろう?
私の考えを話す前に、これだけは確かなことがある。
どれだけお金を稼いだか、
どれだけたくさん生徒を教えたか、
どれだけ教室を大きくしたか。
そんなことで、我々の価値は決まらない。
ピアノ指導者としての価値とは、
どれだけの人を幸せにしたかで決まる。
世の中の商品、サービスは人々の幸せのために存在する。
人々が幸せを受け取れば、そこに「価値」を感じる。
「幸せ」と「価値」はイコールなんだね。
私たちの価値を決めるのは、いつも生徒だ。
商品、サービスの価値を決めるのは常に顧客のように。
つまり生徒の幸せが、我々ピアノ指導者の価値である。
人としての「生きる道」は、
人を笑顔にし、幸せにしていく過程ででき上がっていく。
生徒だけではない、保護者も、自分の家族も、近所の人も…
あなたを囲むすべての人を幸せにしていくのが、
ピアノ指導者としての道だ。
ピアノを教えていれば、
「私は何のために教えているのか…」
と悩むこともあるだろう。
だが、それは道に「もや」がかかっているだけなんだね。
ちょっと見えにくくなっているだけだ。また立ち返ればいい。
立派な道でなくてもいいんだよ。
優しさと勇気と、理想と志、利他の心、誰かを幸せにしようという心があれば、それがあなただけのピアノ指導の道となる。
大切なことは、自分が自分の価値をしっかりと認めていること。
私にしかできない方法で、生徒の幸せのために尽くすこと。
生徒も自分も幸せになれる。
それが、ピアノ指導という道なんだね。
(この物語、登場人物は架空のフィクションです)
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