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vol.35 面倒なことに神宿る【伝説のピアノ指導者の教え】

「伝説のピアノ指導者」と呼ばれた人物が、弟子を呼び出し「あること」を依頼する。それは、表舞台では語ってこなかった「ピアノ指導で大切なこと」を世の中の指導者に伝えること。テーブルに置かれたボイスレコーダーに向かって「伝説のピアノ指導者」は語り続ける。それが自分の最後の仕事とでも言うように。青白く燃える炎のように、静かに、熱量を持って…

初めての方は【伝説のピアノ指導者の教え】Introductionからお読みください!←




ピアノ教室をやっていると

当然、いろいろなことがあるね。



面倒だなと思うことも、少なからずあるだろう。


だがね、この言葉を覚えていてほしい。


「面倒なことに神宿る」




たとえば、そうだな…



生徒の態度に戸惑うことや、保護者とのすれ違いなどは、

指導のなかで起こり得るだろう。



だが、こうしたことの解決を面倒がって、

そのままにしておくのだけは、決してしてはいけない。




綻びは小さなうちに修復するのが鉄則。



放っておくと、どんどん大きくなり、

手の付けようがなくなってしまう。



学校の教員は、そのことをよく理解している。


だから、小さな違和感を決してそのままにしない。



目を背けず、真摯に向き合い、地道に取り組むことでしか、

解決する方法はないと知っているからだ。



ピアノ指導者こそ、しっかりと相手と向き合うべきだ。



時間を取って保護者と会って話し、誠実に向き合う。

しっかりと相手の話に耳を傾ける。


本気で向き合えば、理解してくれるものだよ。




大事なのはね、

その解決までの道のりのなかで、



自分の至らなかったところ、反省すべき点、

また同じことが起こったときの対処法が見えてくることだ。




大変という字は「大きく変わる」と書く。



自分にとって手に負えないような大変なことは、

「大きく変わるチャンス」でもあるんだよ。




面倒なこと、大変なこと、手間がかかること、



それらに誠実に、本気で向き合えた人だけが、

自分を強くしていけるのだと思うよ。



(この物語はフィクションです)




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藤拓弘(とう たくひろ)ピアノ講師ラボ主宰
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