猫とピアノ
うちは猫を2匹飼っている。
保護猫の活動をしている方から譲り受けた茶トラの姉妹猫。
どちらの猫も、私がピアノを弾き始めるとすぐにやってくる。
そうすれば撫でてもらえることがわかっているからだ。
1匹はサムネ画像のように、ピアノの上が大好き。
ピアノの上でゴロゴロして、撫でてアピールをしてくる。名前はラン。
もう1匹はピアノの椅子に上がってきて、私にピッタリと寄り添って、撫でてアピール。名前はリン。
もちろん、来たら撫でる。だから来る。それは分かっているのだが、撫でずにはいられない。
ただ、猫をモフモフしているとピアノの練習が一向に進まないので、ある程度したらモフモフを切り上げるのだが、そこからの2匹の行動が違うのが面白い。
ランは、私が弾いている間ずっとピアノの上にいる。
時折、撫でてほしそうにゴロンとしてアピールするので、そしたら鉄の意志で無視…はできずに撫でる。仕方ない。仕方ないのだ。
ピアノを弾いていると椅子の上に乗って寄り添ってくるリンは、撫でるのをやめて弾き始めるといなくなる。
撫でてくれないなら用はないらしい。ちょっとションボリ。なので、なるべく猫が飽きるまで撫でることにしている。
2匹とも、ピアノの音自体は嫌ではないようだ。
実際、耳のいい猫にとってピアノの音はどうなのか気になって調べてみたら、高音の小さい音は猫にとって好きな音らしい。
ほぉ〜そうだったのか。
ということは、低音ばっかり弾いていたら寄って来ないということだろうか?
猫が来てくれなくなったら寂しいので、意図的にはやらないけど!
ピアノの音が猫にとって不快ではないみたいで喜ばしいが、完全に2匹とも”私がピアノを弾き始める=撫でてもらえる”と思っているから困りものだ。練習の手を止めて撫でないといけない。そう、撫でないといけない。これはもう猫飼いの義務。
なんなら、リビングに私が行くとピアノの上に走って行って、「早く撫でて!」と先回りしていることすらある。
猫たちを撫でるためにピアノのところに行くわけじゃないんだから!😭
と心の中で言いながらもきっと今日も猫をモフモフするのだろう。
幸せ。
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