あれから
転職に向けて動いている。
でもまぁ、いい条件のものは多くなく、あったとしても本面接までいけずに終わってしまう。
転職活動は15年ぶりなわけだが、面接代行会社なるものがあることを初めて知った。
転職サイトから応募すると、その面接代行会社とLINEで友達になるように指示され、そこの会社の人とzoomで一次面接をする。
履歴書や職務経歴書も今はPDFファイルでやり取りするようだ。
時代だなぁ…。
面接代行会社と行う一次面接では、コミュニケーション能力に問題がないか、必要な書類がちゃんと必要な形式で提出できるかとかを見られているようだ。
あとは経歴の確認とか。
で、問題がなさそうなら企業の本面接に推薦するらしい。今回、面接代行会社から本面接への推薦はしてくれたのだが、企業側からの連絡は来ないまま終わった。
合理的だな、と思った。
この人はこういう経歴で、こんなことができて、コミュニケーション能力はこんな感じですって情報をもらい、その中からいいと思う人だけと面接する。
企業からしてみれば応募してきた人全員と面接するのは時間も取られるだろうし、代行会社に任せられるところまで任せるのはコストパフォーマンスが高いのかもしれない。
が、その代行会社の質が確かなものかというと、どうにもそうは思えなかった。
LINEのやり取りに多用される絵文字。
20代中頃と思わしき面接官の、あまりにもラフな服装や髪型。
別に若い人が面接官でもいいとは思う。が、文章や格好はちゃんとしたほうがいいと思うんだよね。それとも、そんなフレンドリーな文面に油断して、「わかりました😊✨」とか返信しちゃうような人を弾くための罠だったり?
まぁ、真相は分からないが、それで会社として成り立っていることに驚く。
(事業はそれだけではないのかもしれないけど)
今の時代、退職代行会社もあるくらいだしね。
つい最近、仕入れ先の営業担当が退職代行をつかって会社を辞めた。
ある日突然来なくなり、退職代行会社から電話がきて、「本人には一切連絡しないでください」と。
うちの会社でその話が出た時、批判する者、ネタにする者と反応は様々だったが、それはそれは盛り上がった。
私はあまりにも無責任だな、と思った。
ブラック企業で辞めさせてもらえないとかならともかく、今回のケースはそうではない。辞めたいという話すらなく、ある日突然来なくなった。
社会人として、ありえない。
引き継ぎも何もなく、連絡すらできないんだよ。
残された人間がどれだけ大変だと思っているんだ。
それくらい恨みでもあったのだろうか。
全員困らせてやる、くらいの。
時代だね、とか、最近の若者らしいね(と言っても30代)、とか、みんな言っていたが、それで片付けていいことなのかな、と思う。
いつかうちの会社でも退職代行で辞める人が出てきそうな気がする。それで自分が困る立場になったら、時代だねとか言ってられないだろう。
ちなみに相場としては3万円くらいらしい。
3万円で一切連絡することも連絡が来ることもなく辞められるなら、まぁ妥当か、とも正直思ってしまうが、遠くに引っ越すでもしない限り、その辺で買い物してたら関係者とバッタリ会ってしまうことだってあるわけだし、そういう時どうするんだろう。気になる。
何はともあれ、辞める時にはちゃんと筋を通さないとね。
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